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ラジオシェイクradioshake

第140回 「ピコ太郎さんのSDGs、静岡県茶業会議所会頭就任」

(8月1日オンエア)

           

(上川)リスナーの皆さま、こんばんは。上川陽子です。

 

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。8月に入りました。楽しい楽しい夏休み、といいたいところですが、この夏も、九州北部、東北、北陸での豪雨災害で多くの犠牲者が出ました。あらためて気候変動の実態と自然災害の恐ろしさを実感しました。静岡も他人事ではありませんよね。

 

(上川)静岡も安倍川藁科川をはじめ、中山間地が多い地域ですので、毎年この時期に大雨が降ると、いつどこにいても心配になりますし、少しの被害も出してはいけないという思いにかられます。今は世界でも自然災害が人間の土木力を圧倒するような勢いです。地球全体が温暖化を背景に水の被害が多くなっていると実感しております。

実は先月の10日から19日にかけ、ニューヨークの国連本部で「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」が開催され、40を超える国々がSDGs達成に向けた計画を発表しました。これに私も日本のSDGs議連として出席しました。

テーマの中に『水と災害』があり、日本からは皇太子殿下が自然災害に対して日本人が過去、ダムや堤防をどのように築き、氾濫を防いできたかという歴史的な経緯―たとえば信玄堤のような例をお話され、大きな反響がありました。

二階幹事長もスピーチをされ、東日本大震災以降の日本の取り組み、今進めている国土強靭化について、強靭化は英語でresilienceと言いますが、これを日本語のままkyoujinkaと呼ぼうとPRしました。

 

(鈴木)なるほど、tsunamiと同じように、日本語をそのまま国際共通語にしようということですね。皇太子殿下は確か水路に関する研究を重ねてこられましたね。世界水フォーラムにもご出席でした。

 

(上川)世界水フォーラムといえば、私が水の問題にかかわるきっかけとなったのが「おいしい水推進議員連盟」で、国会議員として最初に出席した国際会議が京都・大阪・滋賀で開催された世界水フォーラムでした。国連のSDGsハイレベル会議の中でもしっかり位置づけられており、ある意味、両方が合体したようなかたちで日本のリーダーシップに強い期待が寄せられていると実感しました。

 

(鈴木)ところでSDGsという言葉、少しずつですが浸透していますよね。

 

(上川)そうですか。

 

(鈴木)このあいだニュースで、外務省のほうでピコ太郎さんがSDGsの広報役を務められたと拝見しましたが。

 

(上川)先月10日から19日まで国連本部で開催された「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」、これは年1回開催されるわけですが、岸田外務大臣が日本の取り組みを発表されたんですね。毎回何カ国か手を上げて自国の取り組みをレポートするんですが今回は日本も手を上げたのです。そこでピコ太郎さんがPPAPをご披露されたんですよ。

 

(鈴木)えっニューヨークの国連本部で、ですか?

 

(上川)そうなんですよ。大変評判がよくて、日本も最近広報を積極的にやるようになったじゃないかと驚かれました。ピコ太郎さんのSDGsバージョンというのを紹介しますと―

 

This is a pen

This is a book an education

 

SDGsには教育という項目がありますので、ペンと本で、全世界で教育を尊重しましょうというメッセージになるのです。PPAPではpublic、private、action、partnershipを当てはめます。官民協力して行動しようということですね。

SDGsは今までですと、たとえば途上国の子どもたちの命を守るワクチンを、先進国が援助するという縦型の構造でした。ところがSDGsの17の分野169の目標には、先進国と途上国共通の課題があり、みんなで持ち寄って共同で行動し、それぞれの国の問題として解決しよう。行政のみならず企業、財団、一般社団などさまざまな組織を総動員し、官民の共同活動にしていくということ。国から国へお金やサービスを回すというのではなく、同じプラットフォームの中で解決しましょう。水の問題も津波の問題も、公と私がみなで知恵を出し合って協力する。そういう新しい発想のビジネスモデルなんですね。

SDGsで水の分野でいくと、下水処理の問題。これは数々の公害問題をクリアしてきた日本の取り組みが注目されています。非常にダイナミックな動きがスタートしています。

 

(鈴木)日本国内ですと、官民共同で社会問題に取り組むうえでエンジンをかけるのにさまざまな課題があるように思います。陽子さんのようにSDGsの取り組みを広めてくださる方の声をもっともっと聴きたいですよね。

 

(上川)今、日本でも企業が積極的に参加できる仕掛けづくりが進んでいますし、奨励制度も出て来ています。すでに全国で貢献している企業を表彰する制度もあります。確か金沢のほうで環境汚染問題にコミットした企業を表彰する制度がありましたね。地方の方がむしろ積極的で、今、地方のSDGsが吹き出ている状態です。静岡でもぜひSDGsのPPAPを起こしていきたいですね。

(鈴木)さて、陽子さんはこのほど静岡県茶業会議所会頭、そして日本茶業中央会会長に就任されました。茶業会議所の長い歴史の中でも女性のトップは初めてだそうですね。

 

(上川)今回大変大きなお仕事をいただきました。本当に身の引き締まる思いとはこういうことだとしみじみ実感しています。

静岡県は全国一の茶産地です。各産地の生産者や茶商さんたちが加盟する組織がある中、今までは静岡の茶業会議所会頭が、全国の会長も務めるということになっていたそうです。全国、そして静岡の茶産地の代表という二重の責任をいただいたわけです。初めての女性会頭ということで、女性の視点や感性を期待されているようです。

 

(鈴木)現役の国会議員が会頭になられるんですね。意外な感じがしますが。

 

(上川)いえ、今までほとんど衆議院議員の先生方が務められました。大石千八先生、原田昇左右先生、柳澤伯夫先生、戸塚進也先生等が歴任されましたね。私の前は元掛川市長の榛村先生が長年お勤めでした。そのバトンを受け継ぎ、静岡の茶産地の活動を活性化させ、2020年東京オリパラで世界中から来られるゲストの方々向けに、また今後伸びるであろう海外輸出にも力を尽くしていきます。女性の視点ということで子どもたちに対する茶育にも取り組みたいと思っています。

 

(鈴木)これまで陽子さんがさまざま静岡茶の振興に尽くしてこられたことは、ラジオシェイクでもうかがいましたが、今、お茶の業界というのは激変しているようですね。

 

(上川)そうですね。静岡は生産量は全国トップですが、お茶そのものをリーフで飲む習慣が日常から減っているかわりに、緑茶飲料やペットボトル茶が伸びています。新緑の八十八夜の頃、最もピークのお茶をリーフで飲まれないとなると、静岡のような煎茶産地は苦しくなり、需給バランスも崩れてきています。そのためにも将来の消費者である子どもたちに、小さいころからお茶に親しんでもらい、健康にもよいということをしっかり理解してもらおうと、茶育に力を入れていきたいと思っています。

静岡は生産量は下がっていますが、二番手の鹿児島は横ばいのままで、このままいくと全国一の座を鹿児島に譲ることになるのではと言われています。生産面積を比べると、鹿児島のほうが広い。産地の集約が進んでいるんですね。静岡の茶畑は山間の傾斜地が多く、集約も難しいんですね。一農家あたりの面積は鹿児島の3分の1程度です。そういうところをよく分析しなければなりません。とくに茶シーズンの一番茶二番茶の価格設定ですね。一番茶は鹿児島の方が早いため、静岡茶に厳しい状況にもあります。

輸出は3倍に増えています。和食とセットで輸出されるケースが多く、また各国の郷土料理に抹茶を食材として使用するケースも増えています。海外で活用が進む抹茶の生産を増やしていこうという戦略も大事になってきますね。

 

(鈴木)抹茶のベースとなる碾茶を作る加工場も少しずつですが増えているようですね。

 

(上川)宇治の抹茶は老舗中の老舗でレベルも高いのですが、静岡でも今までのリーフ一辺倒ではなく、ふつうの食材として使う抹茶や粉茶の供給に向け、被覆して作る碾茶栽培をニーズに合わせて取り組んでいただきたいと思っています。

 

(鈴木)茶業会議所と聞くと静岡の住民にとっては古く伝統的な組織というイメージが強いのですが、新しい取り組みを始めるにあたってリーダーとしての心構え、みたいなものはおありですか?

 

(上川)会長の挨拶の時に申し上げたんですが、静岡はなんといってもフロントランナーですから、静岡にいると生産量が下がって鹿児島に追い上げられているという危機感や後ろ向きな意見が先に立ってしまいます。そんな状況では、若い人たちがそういう産業なんだと見越して参入してこなくなってしまいます。そうではなくて、輸出は伸びている、スタバのような世界的企業が抹茶を欲しがっていると訴えれば、いくらでも活路は広がっていきます。県も市も応援していく。お茶は前向きで新たな成長産業なんだというマインド設定といいますか、意識を変えていく必要がありますね。いつまでも追いかけられている斜陽産業だと思ったとたん、新しいやる気のある人たちが入ってこなくなります。気持ちの切り替えと言うのが大事かなと思って挨拶で申し上げました。

私も「成長産業だ」と言った以上、そのことをしっかり示していかなければなりません。生産者も茶商も同じ気持ちで力を合わせて開拓していく、そういう気持ちになれるような旗振り役を務めていきたいと思っています。

(鈴木)さて先月ゲスト出演してくださったMITのコリーンさん。インターンシップで陽子さんの東京事務所と静岡事務所に合わせて1ヶ月間滞在されたということですが、いかがでしたか?

 

(上川)シャイな方でしたので、初めは大丈夫かなと思いましたが、静岡で3軒のお宅にホームステイし、温かくもてなされたようです。今は東北のほうで他の学生さんたちと一緒にツアーに参加し、8月まで日本に滞在されるようです。

 

(鈴木)かなり長い滞在ですね。

 

(上川)そうですね、6月からですからつごう3か月になりますか。

 

(鈴木)今後もインターシップの学生さんを預かる予定は?

 

(上川)今回ご縁ができましたのでMITからお声かけがあるかもしれません。日本国内の学生さんもこれまで受け入れてきましたので、つねにオープン・ザ・ドアで若い方を受け入れていきたいと思います。リスナーの中でそういうお気持ちのある方が身近にいらっしゃったらぜひご紹介していただきたいと思います。

さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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