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ラジオシェイクradioshake

第129回 「小中学校の環境変化について、静岡市子ども会連合会の活動」

<2月21日オンエア>

(上川)リスナーの皆さま、こんばんは。上川陽子です。

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。2月も半ば。この春、幼稚園・保育園や小学校へ入学するお子さんをお持ちの家庭では、入学準備に力が入る時期だと思います。今日はまず保育のお話からですね。

(上川)お子さんがこの春から入学・進学されるご家族の皆さま、まずはおめでとうございます。子どもたちが、大きな社会へはばたく第一歩を大切に見守っていただきたいと思います。

以前、オクシズで若い世代の移住促進に力を入れているというお話をしましたね。自然豊かな中山間地で、子どもをのびのびと育てたいという都会の若いファミリーに積極的に移住してもらうことで過疎化に歯止めをかけ、地方創生につなげていく。しかし現実を見れば、施策的に矛盾しているところがあり、ちょっと今、力を入れているんです。

たとえば、中山間地に若いファミリーが移住してきても、保育施設が機能しておらず、子育て環境に不備があるのも事実です。子どもが預けられる場所がない地域に積極的に移住できるかどうか、ですね。

(鈴木)親の立場で考えたら、知らない土地に越してきて、気軽に子どもを預ける場所がない不安感は、都会だろうと田舎だろうと同じですよね。

(上川)過疎化や人口減少の問題を抱える自治体では、中山間地への移住促進のインセンティブとして、中山間地域市町村保育料無償化等モデル事業の導入が検討されています。子育ての環境が充実するというのは基本的なインフラです。現状、中山間地では家から小学校まで親御さんが車で送り迎えしているのがほとんどですから、スクールバスの導入、もしくはデイサービスで使っているバスをシェアするというようなきめ細やかな工夫や取り組みも必要ですね。

(鈴木)一方で、これも少子化の流れでしょうか、小学校の統廃合や小中一貫教育の取り組みなど、学校を取り巻く環境も変わりつつありますね。

(上川)平成28年度から静岡市の井川小学校と中学校が統合され、静岡市立井川小中学校としてスタートしました。小学校2年生3人、3年生3人、4年生2人、5年生1人、6年生1人、中学校2年生1人、3年生1人、計12人、5学級での開校でした。この人数では致し方ないのかなという気もしますが、9年制になったことを活かしてさまざまな工夫もされているようです。基本は6-3制ですが、児童生徒の心身の発達に柔軟に対応できるよう4-5制の区切りを導入したり、9年生の年齢差を活かした交流の場を積極的に作って、人とかかわる力を着けてもらおうと、現場の先生方も頑張っておられます。

(鈴木)私の知り合いの子どもに、小学校の段階から海外留学したり、海外で生まれてその国の教育で育つ子どももいますし、今の時代、異なる制度の教育を受けて育つ子どもも珍しくないと思いますが・・・

(上川)時代が変わっているなあと思います。町は町で、小学校統合の問題、小中一貫教育の問題などさまざまな課題を抱えています。私も各地域を廻らせていただくと、「うちの学区はどうなっちゃうんでしょうか」と心配の声をお聞きします。今、文部科学委員会の筆頭理事をさせていただき、現場の先生方の声をよくうかがうんですが、先生方はやることがたくさんあるんですね。たとえば法教育、情報処理教育といった新しいカリキュラムの導入も要請されて手一杯のようです。小中一貫も統廃合も地域の主体的な計画のもとで行うもので、国ではガイドラインだけ作っています。地域の方にも丁寧にお伝えしていこうと考えています。

(鈴木)国のガイドラインがあるにしても、静岡は静岡方式というか地域事情に合わせてやるということですね。

(上川)そうですね。小学校の学区は残しながら地域でつながっていくというやり方もあると思います。昔は中高一貫教育ということが言われましたが、今は義務教育の期間である小中一貫教育が優先されます。「中学1年生の壁」って聞いたことありますか?中学校に進学するとき、新しい環境に馴染めず、いじめを受けたり、登校拒否に陥るケースが少なくありません。その点を考慮し、子どものなだらかな成長を環境的にも保証していこうという考えです。

(鈴木)考えてみると12~13歳という年頃は心と体が劇的に変わる時期ですし、環境まで変わるというのは大きなストレスになるでしょう。

(上川)中学を卒業する15~16歳に比べ、小学校を卒業する年齢のお子さんは、場合によってはダメージも大きいと思われます。この部分も地域の教育現場を踏まえたうえで考えていこうと、ガイドラインで示しています。

(鈴木)陽子さんは文科委員会の筆頭理事という、全国のさまざまな事例をお知りになる立場ですから、ぜひ静岡へもフィードバックしていただきたいですね。

(上川)もう一つ、注目しているのは職業大学校ですね。法律的にも導入される予定です。静岡では磐田の農林大学校が専門大学になり、学士の資格を取得できるようになります。農業の分野で生産現場や研究開発部門で活躍する専門性の高いプロフェショナルを育成できるわけです。新しい動きですから、静岡は全国の先駆けとなっていただきたいと思います。

♪ 

(鈴木)ところで陽子さんは、静岡市子ども会連合会の活動にもいろいろとかかわりをお持ちですね。

(上川)子ども会連合会=通称「市子連」は長い歴史があるんです。昔は自治会ごとに子ども会がありましたが、だんだん運営が難しくなり、親御さんの参加も減ってきていますが、葵区・駿河区・清水区あわせた市子連は頑張っているんですよ。先日も、防災をテーマにした一泊研修旅行を行ったそうです。防災活動は小学校単位や自治会単位では行っていますが、子ども会の活動ということで注目しています。

現在、国連の中では2035年を目指して「持続的な開発目標=SDGS」というのを掲げており、日本で取り組むプログラムのひとつが「防災の主流化」です。東日本大震災をはじめ大きな自然災害が頻発する日本には、世界各国からさまざまな支援の手をいただきました。これに応えるためにも、これからの日本が防災の分野でどのような国際貢献ができるか、です。過去の歴史の中から工夫や伝承を学び、防災や復興のノウハウにつなげ、子どもたちにもイザというとき、すぐに行動できるようにする。これが「防災の主流化」ですね。これを、市子連の活動にも取り入れていただいたということです。たとえば福島の子どもたちと交流しながら、子どもの目線で感じたことを活かしていくというプログラムも有益です。

(鈴木)地域の防災活動に子どもたちが参加するということは、今までもあったと思いますが、子ども会の活動に防災を取り入れる発想というのは新しい、というか大事ですね。

(上川)以前、三番町子ども会の火の用心活動を紹介したことがありますね。それも隊を組んでユニフォームを着て行っています。学校教育、地域、そして子ども会と、何層にもわたって繰り返して続けないと身に着かないんですね。しかも今回は1泊研修ですから、ふだんは気が付かない部分もたくさんあると思います。

今、子ども夢基金というファンドがあるんです。子どもに有益な活動に対する民間基金で、静岡では受託した団体がないので、ぜひ挑戦してほしいと思っています。

(鈴木)福島の子どもたちとの交流事業等には大いに活用できるんじゃないですか?

(上川)ぜひ来年度実現したいと思います。

♪ 

(上川)先日、慶応大学大学院システムマネジメントの前野隆司先生からとても面白いお話をうかがったんですよ。日本で唯一、幸福学の専門家で知られる先生です。

(鈴木)幸せの4つの因子ですね、私も経営者の勉強会で聞いたことがあります。

(上川)4因子とは、①自己実現と成長の「やってみよう」因子。このときは脳からドーパミンという物質がたくさん出ているそうです。②つながりと感謝の「ありがとう」因子、③楽観と前向きの「なんとかなる」因子、④独立とマイペースの「あなたらしく」因子。

(鈴木)なんとなく4つがつながると幸せ感が湧いてくる気がしますね。

(上川)科学的な分析とは違うと思いますが、この4つの言葉を絶えず口にすると、前向きになれる。・・・わかる気がしますね。

(鈴木)たぶん、健康長寿の人が多い地域とか、社員が生き生きと働く企業等を調査してみたら、そういう因子を口にする人が多いのかもしれませんね。

(上川)実際、経営の中に幸せ度因子分析を取り入れている企業も増えているそうです。朝、ラジオ体操をする企業は今までもありましたが、朝、瞑想の時間を取り入れている外資企業も増えているそうです。瞑想時間は精神的なリフレッシュにつながり、パフォーマンスも上がるということで、この分野の研究が急速に進んでいます。そういう人間の脳の研究も注目ですね。

(鈴木)やはり人間の幸せは脳が創り出すものなんですね。前野先生はたくさん著書もお書きになっていますので『前野先生』『幸福学』で検索してみてください。

(上川)さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは来年まで、ごきげんよう。

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