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ラジオシェイクradioshake

第128回 「トランプ大統領就任式、家康の洋時計メキシコに贈呈」

<2月7日オンエア>         

(上川)リスナーの皆さま、こんばんは。上川陽子です。

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。2017年酉年も立春を過ぎ、あちらこちらで変化の兆しを感じますね。

(上川)1月20日に通常国会が始まりました。総理をはじめ財務大臣、外務大臣、経済担当大臣の4演説から始まり、補正予算審議へと入りました。同じその日にアメリカのトランプ大統領就任式が行われ、就任演説が注目されました。真弓さんは聞かれましたか?

(鈴木)ライブでは見られなかったのですが、後のニュースで拝見しました。選挙期間中とあまり変わらない演説だったなという印象ですが・・・。

(上川)そうですね。大統領の就任演説というのは歴史に残るある意味、公文書です。その後の4年間の施策の方向性をみることのできる大変重要な演説なのですが、当日は原稿をお読みになり、スタイルとしては今までのアドリブ演説とは違い、伝統にのっとり、わかりやすい英語で話されていたというコメントも多かったですね。

(鈴木)ライブでご覧になったのですか?

(上川)ライブで見ました。テレビ中継ですのでもちろん現場感覚はないのですが、おっしゃるとおり、これまでの選挙戦でのメッセージが繰り返しされていましたね。「make America great again」=偉大なアメリカを復活させる。さまざまな施策はアメリカンファースト。なにやら今年1年のキーワードになりそうですが、かなり内向きということです。

アメリカは外向きになったり内向きになったりするサイクルがあるんですが、トランプ政権はかなり内向きの保守的な政権になりそうです。具体的には国内企業は海外進出よりも国内にとどまって雇用を作れ。そこで作ったものを優先的に買うように。国内の市場、雇用、販売購入を第一に、ということで、外から入ってきたものは高い関税を課して、関税障壁を作る。これまで日米間では障壁をはずせと言い続けてきたにもかかわらず、国際ルールを無視したメッセージなので、世界も固唾をのんで見たと思います。

(鈴木)就任式当日に、TPPから離脱すると大統領令を出されましたよね。

(上川)就任してから100日間はハネムーン期間ということで周囲も寛容な目で見ますが、第一弾の大統領令がツイッターで発表されるという初めてのケースでした。ツイッターというのは全世界の「個」とつながっているわけですから、マスコミを通じた発表ではなく一人ひとりに届けるという手法で大きなインパクトを与えました。とくにTPPには参加せず、NAFTA(北米貿易協定)でも国境を接するメキシコ・カナダと再交渉するという話もあり、ずいぶん具体的な直球を投げられたなという印象です。

(鈴木)そのようなツイッターで直接フォロワーに発信するというやり方、政治家からご覧になってどうなんでしょう。とくに陽子さんはアメリカで政治学を学ばれてきたご経験をお持ちですから、どんな印象をお持ちですか?

(上川)今までの政治家の広報戦略というのはマスコミを経由し、いかに自分に主張を発信するかがという伝統的な手法でしたが、ネット社会になり、政治活動をする上でも科学技術の進歩に沿って受け入れていかなければとも思います。同時に、SNS情報そのものがどういう状況で打ち出されているのか、正確な情報を発信できればよいのですが、情報の正確性を高めていかないと、大国のリーダーがいったん発信したものは「間違えました」では済まなくなります。

(鈴木)ツイッターでは文字数が限られます。それであるからこそ、トランプさんという人がどういう思想の持ち主でどんな政治信条をお持ちで、この国をどういう方向に導いていこうとしているのか、就任演説ではじっくり聞きたかったなと思いましたが・・・。

(上川)メッセージも短めで、これまでの発言を繰り返してきたと思います。真弓さんがおっしゃるようにご自身のプロフィールから生まれる理念や哲学が伝わってこそ、打ち出す施策にも理解が得られるのですが、これからはそういうものをきちんと発信していかなければ理解不能の状態でとどまってしまいますね。

今回、就任式が開かれたキャピトルヒル、まさにワシントンの政治の中枢に、どのくらいの人が集まったのかも注目されました。周辺では反対デモ等も開かれたようで、切り取られた映像では判断しにくいのですが、想像以上にアンチトランプムーブメントが強いと感じました。今までの大統領就任式、しかも政党が交代した重要な就任式では、野党であっても最終的には民主的に選ばれた大統領に敬意と尊敬を払うというのが大人のアメリカでしたが、映像を見る限り、アメリカが二分される状況になるんだろうか心配になります。

(鈴木)ところで政権が変わったということで、先月、キャロラインケネディ前駐日大使が離任されるニュースを見たときは、何か大切な友人を失ったような気がしたんですが、いかがでしたか?

(上川)離任はされましたが「また来ます」とおっしゃってくださいましたね。今後も日米の大きな架け橋の役割を果たしてくださると期待しています。

    ♪ 

(鈴木)ところでトランプ大統領が何かと話題にするアメリカのお隣メキシコですが、陽子さんはご縁が深いんですよね。

(上川)メキシコとのご縁についてはラジオシェイクでも何度かお話しました。2年前には法務大臣として、メキシコで開催された世界経済フォーラム・ラテンアメリカ会議に、治安や安全保障をテーマに日本が世界一安心安全の国だということからご招待いただきました。その後、メキシコの駐日大使とご縁をいただき、大使館を訪問いたしました。昨年は静岡市に大使にお越しいただき、茶畑や酒蔵を見ていただきました。

(鈴木)そもそも日本とメキシコの間には400年の歴史があって家康公の洋時計のお話でも盛り上がりましたね。

(上川)実はその洋時計がメキシコに届けられたんですよ。

(鈴木)それは素晴らしい!

(上川)先月の26日から30日まで、静岡市の田辺市長と静岡商工会議所の酒井会頭をはじめとした使節団がメキシコを訪れ、徳川家康公がスペイン国王フェリペ3世から贈られたという洋時計の復刻品を有効の証に届けたんです。

(鈴木)陽子さんが縁結びになったんですね。

(上川)2年前にメキシコ大使とお会いしたときから、家康公の洋時計を国際親善のシンボルとして活かしたいという願いが現実味を帯びてきました。相互に交流し合うというのが平成の今、大事ではないかと提案させていただき、さまざまな方々のご尽力で、市長町長の視察団訪問が実現しました。本当に良かったと思います。

(鈴木)ご存知のないリスナーの方もいらっしゃるかもしれませんので、メキシコと家康公の洋時計のつながりについて、改めてご説明していただけますか?

(上川)今から約400年前の1609年、房総半島の千葉県御宿町沖で乗組員約370人のスペインの帆船サンフランシスコ号が座礁沈没しました。サンフランシスコ号は当時スペインの植民地だったメキシコからフィリピンに向かい、メキシコへ帰る途中で嵐に遭ったんですね。このとき50人以上が溺死したのですが、生存者は当時の御宿町の漁民によって手厚い保護を受けたのです。助かったサンフランシスコ号の乗組員は、家康公のはからいでイギリス人ウイリアム・アダムス(三浦按針)が伊東で建造した洋式帆船サン・ヴェナ・ベンツーラ号で無事メキシコへ帰ることができました。この返礼として、スペイン国王が家康公に贈られたのが、日本で最初のからくり洋時計といわれるもので、実物は久能山東照宮博物館にあります。

(鈴木)確か3年前には静岡商工会議所が千葉の御宿町に洋時計の復刻品を贈呈し、昨年1月にはスペイン大使にも贈られていますね。

(上川)久能山東照宮の落合宮司や商工会議所の方々が非常に大事にし、静岡の資産として今後の発展に活かしていこうと活動してくださいました。そのうちの一つがメキシコに届けられたということです。

実は昨年から、千葉県御宿町沖で沈没したサンフランシスコ号の船体を捜索するプロジェクトもスタートしているんですよ。東海大学と下田市の海洋調査会社ウインディーネットワークさんの共同調査事業で、昨年夏から超音波探査が始まっています。もし発見されれば、大航海時代の太平洋を舞台とした国際貿易の知られざる歴史の扉を開けることになります。

(鈴木)当時、スペインの植民地であるメキシコとフィリピンを航海していた間、どんなものを運んでいたのか、大変興味深いですね。

(上川)太平洋の横断は大変難しい航海だったと思います。サンフランシスコ号がメキシコとフィリピンの往復の途中に台風に遭い、日本の房総半島まで流されてきたということから、当時の気象状況や潮の流れもわかると思います。お宝さがしも注目ですが、いろいろな意味で楽しみなプロジェクトです。

♪ 

(鈴木)さて先月の14日でしたか、静岡の浅間神社へ後援会の皆さんと初詣に行かれましたね。例年になく大勢の皆さまが参加されました。

(上川)ちょっと風花が降った寒い日でしたが、100名を超える皆さまにお越しいただき、後援会の行事としてはいつもよりもスケールアップできました。同じ日に初詣の御祈祷を受けた団体には、企業関係の方、個人の方、ファミリーの方など大勢いらっしゃいましたね。静岡浅間神社は県内の初詣スポットの中でもランキングトップの場所です。

(鈴木)100名の支援者の方々を前に力強いメッセージを発信されていましたね。

(上川)私は2000年の初当選でしたから、かれこれ17年になります。初当選の頃は日本のため、静岡のため、未来の子どもたちのために身を挺して働きたいという熱い思いでお詣りしたことを思い出しました。

静岡は日本の縮図だといわれます。静岡で考えることが日本にも通じると。これまで大臣職も経験し、今は文部科学委員会筆頭理事として活動していますが、政治はトランプさんのような政治家が登場するように、先行き不透明ですが、日本はこれまで島国ながらみんなで助け合って発展し、誰もが安心安全で暮らせる国となり、日本の良さが国際的にも評価され、法制度がアジア各国へ輸出される時代になりました。私自身、政治家として、日本の新しい姿を自らの目線で切り取ることができるのではと思い、「初心に戻り、今年は大いに暴れてみたい」と宣言させていただきました。

(鈴木)大いに期待しております。

(上川)よろしくお願いします。さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは来年まで、ごきげんよう。

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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