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ラジオシェイクradioshake

第103回  「自民党女性活躍推進本部長、司法制度調査会会長を拝命して」

<2016年1月19日オンエア>

(上川)リスナーの皆さま、こんばんは。上川陽子です。

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。今日は党でのお仕事についてうかがいたいと思います。昨年末の新聞報道でもご承知のとおり、陽子さんは自民党の女性活躍推進本部長に返り咲きました。

(上川)自民党の女性活躍推進本部長は、法務大臣を拝命する以前に務めており、ふたたび本部長に返り咲きました。最初の任命時、自民党には2つの推進本部が新設され、一つは地方創生推進本部でもう一つが女性活躍推進本部。任命後、1回目の会議を開いた直後に法務大臣を拝命し、その後離れたため、キックオフだけの関わりとなり、その後1年は気になりつつ、法務省内でも女性活躍について動いてきました。

なぜ再び本部長職をお引き受けしたかといいますと、「一億総活躍社会」で安倍政権が動き出しましたので、自民党は女性活躍について旗を掲げないのではないか?という声が聞こえて来たのです。女性活躍のかけ声が薄まってしまったのではないかと。もちろん若者、高齢者、障害を持つ方どなたでも活躍していただきたいという理念の下で掲げられた「一億総活躍」ですが、だからといって女性を軽視するわけではなく、私ももう一度基本を押さえておかねばと思い、お引き受けしたんです。

(鈴木)1年のブランクをどう受け止めましたか?

(上川)1年の間に通常国会で推進法が出来、前向きにいろいろな角度で政策提言していただきました。その意味では花マルを付けたいと思いますが、私自身、もう一度見直してみると、女性活躍という旗で恩恵を受けた人はバリバリのキャリア女性たちというイメージにとらわれ、若干格差が出ているのでは?と感じました。地方の中で地道に努力されている女性や地域貢献活動をされている女性たちからは「自分たちにはかかわりがない」と思われ、皆で力を合わせて情報交換している子育てグループの方々からも「取り残されている」という声を聞きました。

先進企業でシンボリックな資生堂さん。日本の中でも最先端のフロントランナーですが、「子育て中の女性活躍」を優先し過ぎると、土日でも働かなければならない美容部員の仕事ではその穴埋めを別の女性がすることになり、働き方について根本から整備する必要が生じました。職場の中で不協和音が生まれてしまっては元も子もありません。ずっとうまく行く制度なんでないわけで、いろいろなところを少しずつチューニングしながら大きな山を登り、道は右や左に蛇行しながらも歩みを進めることが肝要なんですね。その意味で、踊り場の再評価といいますか、政策の骨の部分は何か、なんでもかんでも取り入れるのではなく、少しシンプルに考えることも必要ではないかと感じ、踊り場についてPDCAを回して再点検しようと呼びかけています。

もう一つは、女性の視点を活かした事業やサービスを開拓してほしいと思いました。前々から女性起業家を育てたいと思っていたんですが、仕組みはあってもなかなか流れになっていかない。そこで自民党内で女性起業家を招き、人脈をつないだりファイナンスを利用する際のノウハウ等を集めたプラットホームを作ろうと考えています。女性起業家を生み育てる実践の場ですね。テーマは2020年東京オリパラを成功させるためのおもてなし最前線ビジネス。女性ならではの視点で企画提言していただきたいと思っています。それと、食ですね。地方における食の事業サービスをもっと盛り上げていただきたい。農業政策や農商工政策にも広げたいと思っています。

(鈴木)陽子さんの政治スタイルって女性政策という一つのテーマにいろんな分野を横ぐしにし、農業、経済振興、東京オリパラなど異分野とつなげる。実にフレキシブルで巧みだなと実感します。そういう方が女性政策推進本部の中心にいるということは頼もしいですね。

(上川)いろんな情報が入りますし、政策を作る立場でもありますので、政治家として何ができるかを考えたら、ご指摘のとおり「横ぐし型」の活動なんですね。こことここをつなげたら、もっと面白いことができるんじゃないかということが身の回りに一杯ある。法務省の立場であればただ女性に活躍していただきたいと政策提言して終わりではなく、党に帰ってその立場で実際に政策を動かすこともできるので、実践例をしっかり作っていく。政策から実践へのサポートをする時期に来ているなと実感しています。

(鈴木)先日、ある銀行系シンクタンクの先生とお話したとき、その先生は今放送中のNHK朝ドラ「あさが来た」が好きで好きで、観られない録画して観ているとおっしゃっていました。あのドラマは女性活躍もさることながら、時代の変革期におけるベンチャースピリッツの原点があると。

たぶん陽子さんも好きでご覧になっているんじゃないですか?

(上川)私も大好きで録画してまで観ていますよ。あの時代に実業家となった女性が最終的に教育まで到達する・・・たぶん私自身もそこまで行くような気がするんです。まずベンチャーでシンクタンクを興し、その中でもまれてきた苦労とすごく重なるところがあります。シンクタンクの仕事は、受注さえあればいろいろな分野に関わることができるので面白かったですね。

政治も全く同じです。よく「農水族」「厚労族」なんて言い方をされますが、農林水産と厚生労働を一緒にすると健康長寿のこと―医療・介護と食の分野に広がるし、文科省と一緒になれば子どもへの食育にも発展します。健康長寿で歩くことが大事だとなれば、道を管轄する国交省ともつながります。

人間社会はテーマを絞らなければ物事が進みませんが、本来、社会というのはいろんなテーマと有機的につながっていますし、一つの分野で解決できるものではありません。「女性の視点」という線を引いてみると、ものすごく多くのテーマにつながる。あさちゃんも、ものすごくいろんなことが見えて新鮮な目でどんどん切り拓いていきましたが、それは一人では出来ず、あさちゃんの場合はお舅さんやご主人など理解ある家族が力になっている。世の中にはいろいろなあさちゃんがいて、ドラマのあさちゃんのように環境に恵まれた人ばかりではないと思いますから、どんな人でも頑張れるような社会を目指すのが「女性活躍」の目的かなと、私自身、あさちゃんに刺激されながら思っています。

(鈴木)いつか上川陽子の伝記を書かせていただき、それがドラマか映画になったらな、と夢見てしまいました(笑)。

(上川)夢や希望を持てる社会を作るのが政治の使命ですね。物質的に豊かであっても人間としての豊かさに必要なもの―夢と希望を育む社会を作っていきたいと思います。

♪ 

(鈴木)さて、陽子さんの新しい役職、もう一つありますね。

(上川)法務大臣時代に手掛けたものを実践する場として、大変嬉しい役職です。司法制度調査会の会長に任命されました。

(鈴木)時々ニュースで耳にする会ですが、どんな会ですか?

(上川)国民に身近な司法ということで、法テラスとか法科大学院、裁判員制度など国民の皆さんに参加していく大きな改革の時代があったんですね。その舞台となったのが司法制度調査会です。新しい時代を見通しつつ、安心安全の社会は自分たちで作っていくという目を持っていただかないと保てませんので、司法の分野に参加をしていただく。その制度作りが始まった時に私は一年生議員だったんです。

10年経った今、もう一度振り返りながら新しい時代にふさわしいものに発展させていく節目の時代に来ていると思うんです。法務省時代、いろいろな種まきはしてきたのですが、これから国内、海外の各フィールドを見渡すと、世界一安全な日本を訴える好機となる2020年に向かって訪日外国人も2000万人を超え、海外から高度人材としてやってくる方も増えています。一方で国内での再犯防止、入国管理におけるインテリジェンス等はまだまだ不十分ですし、同時に国民の皆さんには「水と安全はタダだ」という意識を変えていただかなければなりません。

自分たちの地域は自分たちで守るという意識を薄めないためにも子どものころから法教育をしていくことが大事です。選挙権年齢も18歳に引き下げられましたが、18歳できちんと判断できるのか、また裁判員制度も国民全員に参加の機会がありますので、子どものころからルールとは何か、ルールを破った時はどうするか、中高生になれば模擬裁判等を通して罪とは罰とは何かを体験学習しながら自然に身に着けていただく、そんな法教育に力を入れていきたいと思っています。

外交の面で言えば、日本の安心安全の土台となる民法・刑法をはじめ、新しいタイプの知財にかかわる問題も出て来ています。海外でグローバルに活動されている企業の皆さんにとっては日常の中に絶えず訴訟を意識なければならない国もありますので、現地の法律についてリクエストがあれば支援していく。ベトナム、ラオス、カンボジア等は日本の支援で法律づくりがなされていますので、戦略的に応援するソフトパワーを高めていく。そのための人材も要請していく。採取的には人材が大切だと思っています。難しい分野ですがチャレンジしていきます。

(鈴木)我々は日頃、法治国家の国民だということを改まって意識することはほとんどないと思うんですが、やはり法律というものを何かトラブルが起きたときだけでなく、日頃から日本の中で当然の権利と義務を背負って生きているということを、子どものころから意識付けする必要があるんですね。

(上川)さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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