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ラジオシェイクradioshake

第88回 「カナダの入国管理視察、静岡の新茶状況」

 

<2015年6月2日>

 

 (鈴木)リスナーのみなさま、こんばんは。コピーライターの鈴木真弓です。上川陽子さんは法務大臣の公務でお忙しいため、今回もお電話でのご出演となります。なにとぞご了承くださいませ。

 

さっそくですが、東京にいらっしゃる陽子さんにつないでみましょう。陽子さんこんばんは。

 

 (上川)こんばんは。上川陽子です。今夜もお電話で失礼いたします。

 

 (鈴木)相変わらずお忙しい毎日をお過ごしですね。

 

 (上川)国会では現在、通常国会の後半に入り、平和安全法制の重要な審議を行なっているところです。私のほうは刑事訴訟法という大きな法案を審議していただいているところです。いずれも国民の命と平和な暮らしを守る重要な法案です。日本を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増している中、必要不可欠な法整備です。何よりも国民の皆さんの御理解が大切ですので、国会の審議においても分かりやすく丁寧に説明をする努力が何よりも大切だと思っています。ラジオシェイクでも機会を設けてきちんとご報告したいと思います。

 

 (鈴木)よろしくお願いします。さて今日はまず、先月ゴールデンウィークの海外視察についてお聞かせください。北米、中南米に行かれ、テロ対策の一環で入国管理上の仕組みを視察されたのですね?

 

 (上川)5月3日から9日まで、カナダとメキシコをそれぞれ訪問いたしました。
 カナダで首都オタワに実質一日半しか滞在できなかったのですが、短い時間ながら、3人の大臣と面談しました。アレグザンダー市民権・移民大臣、マッケイ司法大臣、ブレイニー公共安全・緊急事態準備大臣ですね。またカナダのナショナル・ターゲッティング・センターを日本の大臣として初めて視察しました。カナダは移民の国といわれ、多国籍の方々がカナダに定住の地を求めてやってきています。日本とは違う安全保障環境にありますので、そのしくみについて視察してまいりました。

 

 (鈴木)カナダには市民権・移民大臣、公共安全緊急事態準備大臣という役職があるんですね?

 

 (上川)今、日本では高度な知識や技術を持った外国人を受け入れていますが、カナダの場合は30年前から高度人材の受け入れを行なっています。そのほかの移民の方々と原住民イヌイット等のみなさんとの暮らしをいかに調整していくか、多民族国家ならではの役職ですね。マッケイさんはお父様も防衛大臣を担当された方で、犯罪被害者対策については歴史が浅いため、日本の取組みを逆にうかがいたいということでした。ブレイニーさんは治安について専門に担当されています。

 

日本の法務大臣の仕事を、カナダではこの3人が分担しているんですね。そう考えると法務大臣の責務の重さを実感します。

 

 (鈴木)カナダといえば、国会近くで既に痛ましいテロ事件が発生しましたね。

 

 (上川)今回はその現場も案内していただきました。カナダの場合、国会議事堂は国民に開放しようと、前庭が大きな芝生広場になっていて、誰でも自由に利用できるのです。その点をテロリストに突かれてしまったということですね。

 

 (鈴木)事件が起きた後も体制は変わらないのでしょうか?

 

 (上川)議事堂内に入るときにはチェックがありますが、芝生広場に関しては変わっていないようです。

 

 (鈴木)ナショナル・ターゲットセンターというのはどういう施設ですか?

 

 (上川)入国管理という水際対策を担当する施設です。迅速かつ厳格に、という相反する目標を実行しなければならない責任ある施設です。ターゲッティングというのはハイリスク者を水際で阻止するという意味合いがあります。カナダ・ナショナル・ターゲッティング・センターでは国内の関係機関の情報を集約し、アメリカとの情報交換も含めて先進的な方法を用いての情報収集・分析を実施しながら現場に役立てているという現状についてうかがいました。とくに国際的なテロに対しては連携強化が何よりも大事であるということで、日本とカナダとの間においても協力を進めていこうと意識を共有したところです。

 

 (鈴木)ナショナル・ターゲッティング・センターってもともとアメリカから導入された制度なんですか?

 

 (上川)事前に入手した人物や貨物情報を分析し、ハイリスクな人物や貨物を特定することを業務としている組織です。アメリカで米同時多発テロが起きた直後の2001 11 月から24 時間オペレーションを開始し、2003 3 月からは国土安全保障省・税関国境保護局(CBP)の下で、移民局(INS)の職員も加わって、海軍情報センター、沿岸警備隊等の外部組織との人的交流を行なっています。私は今回シカゴを経由してオタワに入ったのですが、シカゴの入国管理はかなり厳格で、オタワからシカゴへ戻るときも、オタワでかなり厳しいチェックを受けました。911以降、国境を接する地域での水際対策がより一層厳格になったことを実感しました。

 

 (鈴木)日本に参考になる点はありましたか?

 

 (上川)日本の空港でも自動化ゲートを導入する際、事前登録された情報をもとにしているわけですが、ハイリスク者の場合、インターポール等からの情報をもとに厳格に管理しなければなりません。今後は国際的な協力関係がますます重要になるでしょう。

 

 (鈴木)メキシコでは世界経済フォーラムラテンアメリカ会議に参加されたそうですが、長くなりますので次回うかがいます。

 

                 ♪          

 

(鈴木)さて、後半は地元の話題です。静岡の中山間地では田植えや一番茶の摘み取がひと段落し、新緑の水辺ではホタルの観賞が楽しめる時期です。地元の田んぼや畑をご覧になるお時間、ありましたか?

 

 (上川)今年の新茶の時期に製茶工場を何軒か回らせていただきました。これはずーっとやり続けている訪問です。毎年毎年の変化を見て行く意味でも重要な仕事なんですね。なかなか公務との兼ね合いが難しかったのですが、なんとか訪問させていただくことができました。

 

 (鈴木)今年はどのあたりを回られたんですか?

 

 (上川)東長田から始まって、賤機、麻機、内牧、足久保、南藁科等の茶工場を訪問しました。時期が早いと山の工場が動いていない場合もあり、今回の訪問時には大川や大河内の茶工場は動いていませんでしたので、稼働中の中間エリアを中心に回りました。

 

 (鈴木)新茶の出来栄えはいかがでしたか?

 

 (上川)今年は天候に恵まれ、いいお茶がとれたようです。ただ価格が、年間を通してのご努力に見合うだけの数字がつかないということで、今年はより深刻でした。昔は一番茶、二番茶と価格が付いてみなさん張り切っておられましたが、今は一番茶だけのようです。全国的にみても茶の価格は下降傾向にあり、次世代の担い手が育ちにくい状況にあります。これは深刻な問題だと思いました。

 

それでも若い担い手を育てようという動きは着実にあります。茶シーズン以外は野菜や米を作り、農業体験を通してお茶のファンを増やしていこうと努力している事例もありました。今回うれしかったのは、お茶の休耕田にオリーブを植え、新たな活路を見出そうと活動を始めたグループに出会えたことです。

 

 (鈴木)お茶のみならず、農業全般のことを考えて取り組む時代ですね。

 

 (上川)お茶は静岡の基幹産業に相違ありませんが、お茶を材料にさまざまな展開を考える、または休耕田の利活用として新たな分野を開拓する。たとえばオリーブ畑を作るとか、以前ご紹介したことがありますがお茶を蒸すときに発生する蒸気を香水にするベンチャービジネスなど、異業種とコラボしながら六次産業として展開する。こういう取組みが次世代から生まれている、と実感しました。まさに今の農業政策の柱である“攻めの農業”ですね。

 

 (鈴木)お茶畑だったところにオリーブの実が成るなんてロマンチックですね。

 

 (上川)実際に実が成るまで34年かかるそうですが、とにかく新しいことにチャレンジしていこうという動きが新しい世代から生まれていること、これは本当にうれしいことです。

(鈴木)先月は恒例の静岡ホビーショーがありました。全国から7万人が集まる国際展覧会で、今年も大いに賑わいました。陽子さんもご覧になりましたね。

 

 (上川)静岡ホビーショーも毎年行かせていただいています。これを観ることもいわば定点観測になっています。

 

 (鈴木)ニュースで話題になった小型無人機ドローンも出展されていたんですよね。

 

 (上川)ドローンは空を飛ぶ無人機の総称。カメラを搭載して空撮や測量などにも活用されています。手のひらサイズの機種から、全地球測位システム(GPS)機能を搭載して自動操縦が可能な高性能機種まで、大きさも価格も様々あるんです。

 

 ホビーショーには複数社がドローンを出展して実演を行なっていました。「日本ラジコン模型工業会」というメーカー団体のブースでは、飛行場所の注意や保険の加入などを文書で呼びかけていましたね。問題がある一方で、将来性のある有益な技術でもありますから、登録制や保険加入の義務化など適正なしくみを作り、技術の発展を阻害しないようにしなければ、と思っています。

 

 (鈴木)法律に関するお仕事、ますます複雑多様化しているようですが、大臣のリーダーシップに期待しております。今日も公務でお忙しい合間を縫ってのお電話でのご出演でした。ありがとうございました。

 

 (上川) お聞き苦しくて申し訳ありませんでした。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

 

 

 

 

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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