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ラジオシェイクradioshake

第87回 「県道梅ヶ島線の土砂崩れ、久能山東照宮と大谷地区の魅力」

<2015年5月19日>

 (鈴木)リスナーのみなさま、こんばんは。コピーライターの鈴木真弓です。上川陽子さんは法務大臣の公務でお忙しいため、今回もお電話でのご出演となります。なにとぞご了承くださいませ。

さっそくですが、東京にいらっしゃる陽子さんにつないでみましょう。陽子さんこんばんは。

 (上川)こんばんは。上川陽子です。今夜もお電話で失礼いたします。

 (鈴木)5月も半ばを過ぎて、田植えや新茶の摘み取りもさかんです。田畑が一年のうちで一番活気付く季節ですね。

 (上川)静岡にとって新茶のシーズンはある意味、新しい年の始まりですよね。丹精こめて育てた新茶がみなさまの手元に届く、活気あふれる季節です。

 (鈴木)東京にいらっしゃると、静岡の茶畑が恋しくなるでしょう?

 (上川)この時期は必ず茶畑や茶工場を訪問し、その年の状況をうかがいながら情報交換しています。今年はその時間がなかなか取れずにいます。

 (鈴木)東京でも静岡の新茶をお出しすると喜ばれるんじゃないですか?

 (上川)そうですね。なんでも旬のものは美味しいといわれますが、静岡のお茶は新茶の時期の香り、また熟成茶の香り、それぞれ楽しみがあります。新茶は春の息吹に満ち溢れた生命力のある味わいが楽しめます。

 (鈴木)お茶は四季折々に味が変わり、楽しめることを日本人ももっと知るべきでしょうね。

 (上川)今は冷凍や冷蔵の設備も整っていますので、新茶の香りを一年間キープすることも可能です。一方、自然の変化を楽しむ熟成茶のよさは機械では味わえないものですから、そういうものを楽しむ余裕も持ちたいですね。

 (鈴木)ところで静岡の山間地域といえば、3月のちょうど卒業式の頃でしたか、梅ヶ島に通じる県道が土砂崩れで不通になり、多くの皆さんがご不便を強いられました。

 (上川)319日の夕方でしたね。静岡市葵区平野の物産販売施設「真富士の里」の近くで土砂崩れが発生し、県道29号線沿いの斜面が幅30メートル、高さ40メートルにわたって崩落し、道路上に500~600立方メートルの土砂が流入しました。幸い、土砂崩れに巻き込まれた車両はなく、けが人もいませんでしたが、静岡市街と梅ケ島地区を結ぶ唯一の道路ですから、大河内地区の一部と梅ケ島地区の497世帯1233人のみなさんが一時孤立状態におかれました。私も心配になってすぐに視察にうかがいました。中部電力さんはじめかなりの関連業者の方々が迅速に対応され、すぐ安倍川河川敷内に仮設道路が整備され、3月末までに通行止めは解除されましたが、いまも山側の法面工事が続いています。

 (鈴木)静岡の道路にはそういうリスクがつきものですね。

 (上川)災害が起きると、第一次的にはまず道路の復旧です。今回もすぐに電源車が向かったのですが、仮説道路がなければ車は通れませんので、道路復旧が急務でした。被災された地域のみなさんと携帯電話で連絡したくても携帯が充電できなければ使えません。つながったとしても充電が出来ない状況では、住民のみなさんもなるべく使用を控える。そんなことで、被災地との連絡は思いがけず困難でした。やはり電気はつくづく大事ですね。とくにご病気の方で医療機器を着けていらっしゃる方々にとっては命に関わることです。

今は第二次的な対策である法面工事が始まっていますが、静岡の道路にはこのようなリスクがつきものです。安倍川河川に沿った道は奥に行くと完全に一本道になってしまいますので、何かあったら本当に大変です。本来ならば道路の拡幅工事も必要ですが、上流区域は難しいようです。

 (鈴木)県道の管轄ですので、予算立てに関してもなかなか難しいのではありませんか?

 (上川)国土強靭化の目的に沿って考えてみると、東海地震、南海トラフ巨大地震の発生に備え、静岡市でも「災害に強いまちづくり」の戦略的な推進が求められます。東日本大震災では大津波が沿岸部を襲い、ライフラインである鉄道や港湾施設が壊滅的な被害を受け、これにより、物資の運搬や緊急避難における最重要インフラとして「道路」がより大きくクローズアップされましたね。

 (鈴木)静岡の道路は、強靭化という意味では他の地域のモデルになるような取組みをしてほしいと思うのですが。

 (上川)中山間地の土砂崩れ対策、海岸線にも津波対策と、静岡市はいろいろな顔を持った市ですので、ソフトもハードも極めて重要であると考えています。

 ♪                 

(鈴木)さて今年はご存知の通り、家康公がお亡くなりになってちょうど400年。417日のご命日を中心に、久能山東照宮でも御鎮座四百年祭が盛大に開かれました。陽子さんは久能山や日本平に近い大谷にお住まいですから、さまざまな関わりがおありでしょう?

(上川)家康公四百年祭は静岡市が市を挙げて一年間、取り組む大きなイベントです。私もかねてより静岡の盛り上がりにつながるよう、いろいろなかたちで関わらせていただきました。実は久能山の下の参道入口の築地塀がひどく傷んでいたので、これを地元住民の手で改修させていただこうということになり、平成24年から協賛金の募集を始めたのです。1000万円ぐらいの寄付が集まりました。久能・大谷自治会連合会をはじめとした各団体で実行委員会をつくり、数年がかりで取り組んだんですよ。

(鈴木)それはよい着眼点でしたね。ちょっと調べてみたんですが、久能山東照宮は大谷地区とは深いつながりがあったようで、小中学校やスポーツ少年団への助成、優秀な卒業生への徳川賞の授与、敬老会での金杯の贈呈など、さまざまな地域活動に多大なご支援をされてきたそうですね。よい恩返しが出来たのではないでしょうか。412日の完成祝賀会では地元の有志の方々が太鼓や踊りで大変盛り上がったそうですね。

(上川)式典の折には小学生がお祝いの言葉を述べられました。とても立派な挨拶でした。きっといい思い出になり、子どもたちが大人になったとき、東照宮の歴史を学び、いろいろなかかわりを持ってくれるだろうと感動を持って聞き入りました。

(静岡)久能山東照宮と大谷地区、というと、私なんかは石垣イチゴ・葉ショウガ・しらす等の食を中心とした魅力を思い浮かべます。陽子さんにとっての久能ってどんな印象ですか?

(上川)やはり海ですね。日本は海に向かっている国なんだとすごく感じます。静岡マラソンはこの海岸線を走るでしょう。今年の静岡マラソンは雨天でしたが、晴天のときに走るのはさぞかし爽快でしょう。いちごも葉しょうがも美味しいですし、ミリーナという新しい特産野菜も登場しています。海岸線には生ジラスや釜揚げしらすを売る店もあります。

(鈴木)いろんなお宝が詰まった地域ですね。

(上川)下から見上げる久能山東照宮の景観も素晴らしいですよ。日本平でケーブルカーで昇るのもいいですが、階段を一段一段上がっていくのもいいですよ。

(鈴木)今年一年、徳川四百年祭でさまざまな事業や行なわれますが、陽子さんご自身は何に期待されますか?

 (上川)家康公が築かれた駿府の町には歴史の源流が残っています。400年という節目にあたり、地域の魅力を発掘していただいていますので、それぞれの地域が競い合って魅力をアピールしてほしいと思います。どこかに集中する、というだけでなく、静岡はどこへ行ってもいろいろな魅力があるということを知っていただきたいですね。

 (鈴木)今日も公務でお忙しい合間を縫ってのお電話でのご出演でした。ありがとうございました。

(上川) お聞き苦しくて申し訳ありませんでした。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

  

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