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第84回 「2年越しのJFK展、東大合気道部60周年」

<2015年4月7日>           

(鈴木)みなさま、こんばんは。コピーライターの鈴木真弓です。上川陽子さんは公務のため東京にいらっしゃいますので、今日はお電話でのトークになります。陽子さんこんばんは。

 (上川)リスナーのみなさま、こんばんは。上川陽子です。今日もお電話で失礼します。よろしくお願いします。

 (鈴木)4月になりました。ちょうど桜は満開のピークを過ぎた頃でしょうか。北の丸公園の周辺も賑わっているでしょうね。国立公文書館も近くにありますよね。

 (上川)そうですね。皇居一周5キロぐらいあるんですが、竹橋の近くに国立公文書館があります。日頃は訪れる人は少ないのですが、今は大変賑わっているんです。35日から始まったJFK展。私自身、ハーバード大学院ケネディスクールで学んでいたとき、ケネディ公文書館に行ったことがあります。建国200年の若い国ながら、さまざまな記録を残しています。大統領は代が変わるたびに大きな施設を作って保管する。それを見て本当にビックリしたんです。ケネディライブラリーに保管されていた貴重な公文書を、なんとか日本の皆さんにも見ていただきたい。ケネディ大統領を絆にしたい、形にしたいと考え、2年前、キャロライン・ケネディ氏が日本の大使になるとアメリカ議会で決まったとき、提案させていただいたのです。

 (鈴木)陽子さんが発案した展覧会なんですか!

 (上川)2年前にご提案し、国立公文書館の館長にもご理解をいただき、実現したのです。

 (鈴木)単にキャロラインさんの日本の大使就任祝いに企画されたものではなかったんですね。

 (上川)公文書館はプロの人が利用する機会が多いようですが、できるだけ多くの一般の方々に利用していただきたいと企画しました。

 (鈴木)今回の展示資料はボストンにあるジョン・F・ケネディ記念図書館からお借りしたとうかがいました。

 (上川)公文書のみならず映像や録音テープもお借りしました。スピーチ原稿ではケネディ大統領ご本人が直筆で書き加えた部分もあります。たとえば平和の戦略を説いた演説原稿では「・・・not merely peace for Americans but peace for all men」という原文に、手書きで「and women」と付け加えてあるのです。最後の最後まで推敲を重ねたことがよくわかりますし、大統領ご自身がどんなところにポイントを置かれていたのか、よく伝わってきます。

 またキャロラインさんが小さい頃、クレヨンで描かれた絵なども展示されています。当時の池田首相が訪米されたときの写真も紹介されていました。

 (鈴木)実は私が生まれたのは196210月なんですが、ちょうどこのとき、キューバ危機というのが起きまして、ケネディ大統領が対応に当たられていたんですよね。その資料も展示されていますか?

 (上川)もちろんです。キューバ危機が起きた13日間は厳しい国際情勢の中、核戦争が起きる寸前まで行きました。私もアメリカに留学した折に、学長のグレアム・アリソン先生の著書に、苦闘の中でさまざまな情報を分析し、核戦争を回避できたという論文集があり、勉強させていただいたのです。過去の歴史的瞬間に立ち会うということになり、強烈な印象を受けた授業でした。

 (鈴木)政治家を志す学生にとっては得がたい教材なんですね。

 (上川)今もテロの脅威が存在し、日本人が巻き込まれる事件も勃発しています。そんなとき、政治家がいかに冷静に向き合うか、13日間の中に凝縮していると思います。

 (鈴木)JFK展の開会式では3日間ほどレセプションが開かれたそうですね。

 (上川)ケネディ図書館の館長も来日され、テープカットされました。私もその場に立ち合わせていただき、2年間、いろいろな形でご協力をいただいた方々に感謝を申し上げました。素晴らしい展覧会ですので、ぜひ静岡からもいらしていただきたいと思います。

 ケネディ大使も法務大臣室にお越しいただいたり、私から大使館をお訪ねする機会も頻繁にありました。女性同士で話も弾みました。

 (鈴木)大使はどんな女性ですか?

 (上川)本当に自然体で、どんな方にも胸襟を開かれる方でしたね。大使だからといって偉ぶることなく、人間的に魅力のある方でした。

 (鈴木)JFK展は510日まで。会期中は無休で入場料も無料です。陽子さんが心をこめて企画された展示会ですので、ぜひお運びいただきたいと思います。

   ♪

 (鈴木)陽子さんはハーバード時代にケネディスクールで勉強されたということですが、その前、通っていらした東京大学で面白い部活動をされていたんですね。

 (上川)実は先日、東大合気道部の創部60周年に参加してまいりました。

 (鈴木)合気道をなさっていたのですか!?

 (上川)そうなんです。合気道は護身術ともいわれますが、私はもともと日本舞踊をやっていましたので、わりと軽い気持ちで参加しました。

 (鈴木)東京大学の部活動ってスポーツのイメージがあまりないんですが、60年も続いていたんですね。

 (上川)師範の田中先生のもとで作られ、ふだんはみんなで自主練習をし、師範に指導していただくのは大きな大会前ぐらいですが面白かったですね。私の学年は10数名いましたが、前年に初めて女性部員が誕生し、私の代で3名。女子部員は珍しい時代でした。今回60周年ということで、東大の本郷にある武道場で男女使用可能のシャワールームを記念に寄贈するイベントもありました。私たちが通っていた時代は服を着替える場所もなく、苦労したのですが、今では部員も増え、設備も整ってきたようです。

 (鈴木)合気道って護身術として身に着けて損のない武道ですよね。

 (上川)高校は女子高でしたので、いい意味で男子の先輩にも鍛えていただき、楽しかったですね。部活動の先輩後輩の絆は社会に出てからも切れません。今回も同期が4人集まり、最後まで残って肩を組んで歌を歌ったりしました。

 (鈴木)私にはそういう経験がないので憧れます。同じ釜の飯を食うというか、精神修養を共にした仲間ですものね。合気道の経験は今のお仕事にも力になっているんじゃないですか?

 (上川)後輩が先輩の職場を訪ねてアドバイスを受けるということがありますので、法務大臣室にもお誘いしました。

 (鈴木)新年度が始まって、新入生、新入社員の皆さんは緊張感を持っておられる時期です。最後に陽子さんからひとことエールをいただけるでしょうか?

 (上川)新しいことに触れる機会も多いと思いますが、ぜひいろいろな芽を育てていただきたいですね。関心のあるもの、場所があったら、現場に行って見る。自分の肌で感じてみる。これが大事です。

さあ、それでは最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

 

 

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