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ラジオシェイクradioshake

第52回 「総務省の役割」

 <かみかわ陽子ラジオシェイク 12月3日オンエア>          

(上川)リスナーのみなさん、こんばんは。上川陽子です。

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。よろしくお願いいたします。陽子さんは現在、総務副大臣。総務省の役割については先月の放送でも少し触れましたが、今日はもう少し深く突っ込んでうかがいたいと思います。総務省の仕事って知っているようでイマイチ説明しづらいんです。中学生でも解るレベルで説明してもらえますか?

(上川)ほんとうにわかりにくいんですよね。起源をたどれば、明治政府の時代は「内務省」で、すべての省庁と地方自治体を監督する大きな役割を担っていました。その後、内務省は自治省にかわりました。さらに行政改革のなかでも目玉であった省庁再編によって、自治省という名前が消え、郵政事業や放送・通信事業を所管する郵政省、各省庁の部局や定数要求に対し査定をして国家全体の機構や定員を決める総務庁とともに、今の巨大官庁「総務省」となりました。したがって、所掌は国の機関、地方の機関すべてにわたります。

 (鈴木)自治省、郵政省、総務庁の大合併組織というわけですね。IMGP0215 (1024x768)

 (上川)国の組織を株式会社にたとえれば、社長を中心とした取締役会にあたるのが内閣。そのもとで総務省は、総務部と人事部、監査部など、全体組織を作りあげ、維持する中枢機能を担っています。

 (鈴木)総務省のホームページを見たら、「元気をつくる・命をまもる・便利なくらしをつくる・みんなの安心をまもる・国の仕組みをつくる」というように、わかりやすい言葉でジャンル分けされていました。

 (上川)中学生でもわかるレベルというリクエストどおり、総務省が現在取り組んでいる目標を文字通りわかりやすく紹介したものです。アベノミクスの成長戦略を実現するため、総務省ではミッション2014を掲げています。そのキーワードなんです。

【元気をつくる】とは、経済成長を促進させるしくみづくりのことですね。とくに郵政省の業務を引き継いでいますので、ICTを土台とした成長戦略の推進。これが総務省の重要施策です。

 (鈴木)経済産業省の役割とは違うんですね?

 (上川)経産省はICTという土台の上で展開する経済活動を管轄します。土台のつなぎとなる部分では総務省と経産省が一緒にやらなければなりませんね。

次に【命を守る】とは防災復興の促進。東日本大震災の復興を着実に進めること、消防・防災行政も基本的に総務省の管轄です。当然、静岡の消防庁も自主防災組織も含みます。

【便利なくらしをつくる】では、ICTを医療・福祉・教育など社会のあらゆるしくみづくりに活用し、電子行政の実現や個人番号制度の導入などを進めています。

【みんなの安心をまもる】では、世界中にネットワークが張り巡らされる中、サイバーテロの危険性もありますので、グローバルな取り組みと国内での取り組みを同時進行で進めなければなりません。さらにいえば災害に強い情報インフラの構築。自然災害が頻発する中、起こってしまった後の救済と事前に危険性が確認できるケース、さまざまに対応するアプリケーションの開発に力を入れています。

【国の仕組みを作る】では、効率的で質の高い行政、地方分権改革の推進を担います。道州制の議論などもこの中に含まれます。

  (鈴木)私たちの暮らしに直結した重要なテーマばかりですね。

  (上川)任命をされた後、一挙に本番のバッターボックスに立たされた心地です。幅広い分野に関わる一方で深い理解も求められます。

  (鈴木)経産省、厚労省、国交省など他の専門省庁が働きやすい土台づくりも担っていますね。

  (上川)各省庁が抱える課題に加え、東日本大震災の復興、尖閣諸島の問題と海洋政策など省庁をまたがる大きな政治課題の調整役という側面も担っています。

  (鈴木)働き甲斐のある部署で、ますますのご活躍を期待しています。

 ♪ 

  (上川)真弓さんは行政相談制度というのをご存知ですか?

(鈴木)いえ、初めて聞きます。

(上川)住民からの行政に関する苦情や相談等を受け付ける制度で、静岡県内には128人の民間有識者が行政相談委員として委嘱され、ボランティアで活動しているんですよ。

(鈴木)へえ、知りませんでした。

(上川)全国の市町村には、行政相談委員法という法律に基づいて、総務大臣から委嘱された全国約5,000人の行政相談委員がいます。行政サービスに関する苦情、行政の仕組みや手続きに関する問い合わせなどの相談を受け付け、その解決のための助言や関係行政機関に対する通知などの仕事を無報酬で行っているんですよ。

(鈴木)民間企業のお客様相談室、みたいなのが、国の行政機関にもあるというわけですね。

(上川)相談内容が複雑なものは、管区行政評価局・行政評価事務所に連絡し、解決の促進を図っています。行政相談委員は、相談業務を通じて得られた様々な行政運営上の改善についても意見を総務大臣に述べることもできるんです。実際、それら意見が行政運営の改善にも活用されています。行政相談委員の意見を踏まえて行政の制度・運営の改善が図られたものも少なくないんですよ。

(鈴木)民主的ですね。

(上川)行政相談委員のみなさんは、市役所や区役所、町役場や公民館などで定期的に相談所を設け、区域の広い地域や交通が不便なところでは、地域を巡回して相談所を開設します。また自治会、婦人会等の代表者など地域の方々との懇談会を催し、行政相談のPRや、行政に関する苦情や意見・要望をお聞きしています。

長年、行政相談に努めて来られた相談委員の方々を大臣表彰する制度があって、今年は静岡市の佐藤エイ子さん、藤枝市の高橋美佐代さんが表彰されました。佐藤さんは女性団体を対象にした行政相談懇談会を開いたり、静岡大学で出前講座を開催されました。他派か資産は他の委員さんたちと連携してこの制度の普及啓発に長年努められました。

10月には静岡市駿河区役所で相談会が開かれ、私、視察させていただきましたが、みなさん本当に熱心に取り組んでくださっていました。

(鈴木)どんな相談がありましたか?

(上川)具体的な例ですと、某所の道路標識について。標識と信号が隣家の樹木に遮られて見えにくく、しかも一ヶ所に立っていて、信号を見ようと思っても標識のほうに目が行ってしまい、とても危険だというドライバーからのご指摘でした。この事案は道路標識を別の場所に移転し、樹木を剪定することで決着を見ました。

(鈴木)かなり具体的な相談ですね。日頃、街中で気がついたことを何でも相談できるというわけですか。

(上川)日頃、街中を走っているドライバーさんでなければわからない指摘ですね。しかもその指摘をきちんと受け止め、すくい上げるしくみが必要です。このケースで言えば、実際に担当の国交省に上げていくのに仲介したのが総務省の行政相談員というわけです。行政相談員の皆さんというのは、とても大事な役割を担っておられます。

そういう相談委員さんたちの、草の根的なボランティア活動によって、行政改革が進んでいるんですね。政治は政治家まかせ、行政はお役人まかせ、なんて無責任な考えではいけないなと反省します・・・。

(鈴木)そのような相談員さんが居てこその行政改革ですね。行政は役人まかせ、政治は政治家まかせではいけないなと思います。

(上川)そう思っていただけるとありがたいです。この番組でも再三お話していますが、自分たちの地域は、地域を一番知っている自分たちが、まず第一線で動いて、改善してほしい、変えて欲しいと声を上げなければなりませんが、その声をきちんと吸い上げるしくみがなければ、地域の皆さんが声を上げなくなってしまうでしょう。「主人公は生活者であるということをもっともっと感じていただくよう、声をしっかり受け止めて欲しい」と、行政相談員の皆さんからもご指摘いただきました。

(鈴木)行政相談会は市の広報を読めば告知されていますね。

(上川)そうですね、大臣表彰された佐藤さんのことも顔写真入りで市の広報に紹介されています。総務省の仕事は生活に直結したオールラウンドのテーマですから、みなさんの声が反映されやすい、ともいえます。相談窓口を積極的に利用し、直接声を届けていただきたいと思っています。

   ♪ 

  (鈴木)さて、今日も、この番組のトーク集「上川陽子流、視点を変えると見えてくる」のご紹介です。周りの反応はいかがですか?

(上川)こうやって活字になって皆さんの目に留まるとなると、大きな責任を改めて感じますね。政治家を志した日々を振り返りながら、未来に対する責任というものを考える機会にさせていただいています。

(鈴木)陽子さんご自身は、他の政治家の本って読まれたことあるんですか?

(上川)政治家の著作はたくさんありますが、後藤田正晴先生の【情と理】はとても示唆に富んでいました。ご存知の通り、先生は“カミソリ後藤田”で知られた理の政治家ですが、その先生が「情も大事だよ」とおっしゃっている。今、私も副大臣として活動する中、法律そのものは理の世界だと思われますが、理だけでなく、その裏にある生活者の思いを温かい気持ちで見ていくことが大切だと実感しています。理だけで作った法律では人がついていかない。後藤田先生ご自身もそのように感じ取られておられたんでは、と、私もキャリアを重ねていく中で理解できるようになりました。

(鈴木)「上川陽子流、視点を変えると見えてくる」、静岡新聞社から発売で1冊1000円です。よろしくお願いします。

(上川)よろしくお願いします。さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、ありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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