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ラジオシェイクradioshake

第51回 「静岡の現場での気づき~福祉NPOとがんセンター」

<かみかわ陽子ラジオシェイク 11月19日オンエア>

上川)リスナーのみなさん、こんばんは。上川陽子です。

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。よろしくお願いいたします。秋も深まってきました。食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋と、何かとアクティブに動きたくなる季節ですが、陽子さんには余暇を楽しむ余裕はなさそうですね。

上川)そうですねえ。平日は永田町と霞ヶ関に缶詰で、週末静岡へ戻ってくる、といってもいつもトンボ返りです。この時期、各地で農業祭や収穫祭が開かれていますね。今の楽しみは、そうしたイベントにわずかの時間でもご挨拶にうかがって、皆さんのお元気なお顔を拝見することぐらいかな。

(鈴木)前回お知らせしたラジオシェイクのトーク本「かみかわ陽子流・視点を変えると見えてくる」、おかげさまで私のところでも感想をいただいていますよ。政治家の本にしては、とてもやわらかくて親しみやすいと!

上川)ありがとうございます。実は東京で11月12日に出版ご報告の会を開かせていただきました。今日の私を育ててくださった多くの方々に、自分の思いや活動の様子をお伝えできて、何か一つ、恩返しができたような思いでした。当選以来、落選期間を除くと国会議員としてトータル10年になるのです。その意味でも感慨深いものがありましたね。

(鈴木)私はこうして月2回、陽子さんの政治家としての優れた見識をうかがうラッキーな立場におりますが、地元静岡にはまだまだ陽子さんの活動をよく知らない有権者が多いと思います。一般の人の中には、政治家に対する壁、みたいなものもあるでしょう。そういう距離感や壁を、この本が少しでも壊してくれたらなあと願っています。

上川)政治活動をしていると、皆さんの声が政治を作っていく、民主主義ですから議会の中で形にしていく・・・そんな、政治と国民の皆さんとの関係を絶えず考えながら活動してきました。本を作っているときも、皆さんとの距離を感じさせるのではなく、皆さんが政治の主人公なのだということを感じていただきたいと思っていました。
真弓さんは、私の政治活動の原点である雑誌「シェイクしずおか」の名付け親ですよね。そのときも思ったのですが、地域の人々の営みや過去から続いてきたものの中に政治のヒントがたくさんあります。それに気づき、磨きをかけていくことが大事だと。何も新しいものを創るばかりでなく、今あるものを組み合わせたり、作り直したりということも大事というのが実感です。その引き出しを広げてくれたという意味では真弓さんに感謝しております。ありがとうございました。

 (鈴木)いえいえ、陽子さんは番組を通してたくさんの〝気づき″を与えてくださいました。まさに本のタイトルどおり、「視点が変わると見えてくるものがある」んですね。番組を聴き逃した方も多いと思うので、こういう形で記録として残すことができて、本当に嬉しく思います。
ところで、このところ、海外の視察談や副大臣の職務についてうかがってまいりましたが、今日は久しぶりに地元静岡での活動についてうかがいたいと思います。

上川)そうですね。静岡では内閣や自民党の役職とは別に、現場主義を貫き、静岡のいろいろなところを視察させていただいています。静岡での現場回りで気づいたことから大きな力をいただいているのも事実です。最近うかがったのは、静岡県立がんセンターと、NPO法人活き生きネットワークです。

 (鈴木)NPO法人活き生きネットワークは、理事長の杉本彰子さんにゲストで来ていただきましたね。放送で「ぜひじっくり事業所を見学したい」とおっしゃっていましたが、本当に放送のすぐ後、訪問されたんですね。

上川)そうなんです。ラジオシェイクを聴いていてくださったスタッフの皆さんも、「ラジオで訪問するって発言していたけれど、本当に来た!」ってびっくりされていました。活き生きネットワークの事務所は静岡市葵区安東、静岡高校の近くにあり、施設は3ヶ所あります。障害の違いや年齢などによって活動グループが分かれていましたが、スタッフの皆さんと本当に一つになって元気に、楽しそうに活動していました。
場所は長谷通りの住宅・商店街がある地域ですが、どの施設も歩いて数分内で行き来できるところです。一軒家や商店を改造されていて、居心地よいアットホームな環境でした。利用者の方々が大変喜んでいるお庭の足湯には、真弓さんが描いた湯上りの女の人の絵がひときわ目立っていましたよ。
杉本さんのお話にもありましたが、はじめはお母さんたちが自主的に集まって、お互いの助け合いから始めた活動が、今では、行政から委託されて病児保育や高齢者と障害者のデーサービスなど、誰にとっても大切な居場所を作り上げているようです。

(鈴木)杉本さんたちの活動は、ご自身の経験がベースになっていますから、年齢や障害のあるなしに関わらず、困っている人たちをまんべんなく受け入れているんですね。

上川)利用者さんも赤ちゃんから高齢者まであらゆる年齢で、中には私の支援者の方もいました。本当に気軽に声を掛けられるアットホームな場所でしたね。いろいろな状況の人たちが同じ場所で一緒の時間を過ごすというのは、生きていくうえで大切なものを与えてくれると思いました。ボランティアの人も大勢いましたし、ご近所の方も気軽に立ち寄れる雰囲気でしたね。

(鈴木)実は私、活き生きネットワークさんが静岡県の受託で行っている、福祉分野の担い手育成事業「福祉の仕事魅力発見ツアー」をお手伝いしているんですよ。福祉施設の人材不足は深刻ですが、なかなかマッチングがうまくいっていない、ということで、実際にどういう仕事をするのか、どういう資格が必要か、実践者や経験者のお話を聞いて、実際に施設も訪問するという一日コースのツアーなんです。静岡、藤枝、袋井、浜松、富士、沼津、御殿場と、県下全域で行っています。

上川)参加者の皆さんの反応はどうですか?

(鈴木)参加費無料で、お昼にはアグリロード美和の手作り福祉弁当というのもサービスで付くんです。毎回30人ぐらいが参加するんですが、皆さんがお話に真剣に聞き入り、訪問先の施設では入所者の方々と積極的にコミュニケーションをとり、介護の現場をいろいろ見学できて大変参考になったとおっしゃってくださいました。

上川)2014年4月から消費税が上がり、その財源を使って医療や介護、あるいは子育て支援などの社会保障制度改革が進みます。臨時国会の中でもプログラム法案というものが審議されており、とりわけ地域における包括ケアのしくみづくりというのが本格化します。その中でも活き生きネットワークのような団体の活動は、重要な役割を担っていただくことになります。あくまで利用者の立場、利用者の目線に立ったやさしい活動が、全体にも広がるように、そのモデルとなる活動を担っていただきたいと期待しています。

            ♪ 

(鈴木)さて、後半は静岡県立がんセンターの視察についてうかがいたいと思います。どういう目的で行かれたんですか?

上川)先端医療機器の分野については、ラジオシェイクでも何度かお話してきましたが、わがお膝元の静岡県にも、最先端のがん治療拠点があります。ここでの最新技術についてしっかり見識を持っておきたいということと、こういう先端医療拠点が地域活性化と太くつながっている実例を、ヨーロッパの視察で見てまいりました。静岡県は東部地域でファルマバレー構想に力を入れてきましたので、その中核施設であるがんセンターの役割について勉強してきました。

(鈴木)私はがんセンターが設立した頃に、県の広報の仕事で何度か取材にうかがったことがあります。体にメスを入れることなく、がん細胞に放射線をピンポイントで当てて壊す陽子線治療というのが注目されていたと記憶していますが・・・。

上川)がん治療の分野では、さらに進んだ重粒子線治療というのが注目されています。陽子線治療は確かにがん細胞をピンポイントで攻撃できるのですが、がん細胞を突き抜けて、その後ろにある細胞まで壊してしまうリスクがあったそうです。
重粒子線はそのリスクのない、がん細胞だけを壊す理想的な放射線治療ですが、大型の加速器が必要で、機械の大きさがサッカー場ぐらいあって、初期は一台350億円でした。現在は1台100億円くらいになりましたが、なかなか普及までには至っていません。日本で現在、重粒子線治療機器があるのは、千葉県の放射線総合医科学研究所と兵庫県立粒子線医療センター、そして近々佐賀県にオープンするそうです。技術革新によって機械もだいぶコンパクトになり、導入しやすい環境が少しずつ整ってきました。

(鈴木)陽子線治療は治療費が高額で誰もが受けられるものではない、とも聞きます。技術革新と並行して、保険制度の面でも整備が必要ではないでしょうか。

上川)症例が少ない時点での治験ですと、どうしても高額負担になります。陽子線治療も重粒子線治療も、先進医療としての認定を受けているので、一部保険が適用されますが、それでも患者さんの負担は大きなものがあります。どこでも受けることができ、全額保険適用にしていかなければと思います。

(鈴木)陽子さんは先端医療機器の開発・製造を、アベノミクスの成長分野の一つに位置づけていますね。山中教授の京都大学iPS細胞研究所では、浜松ホトニクスの技術が活かされていたとうかがいました。浜松ホトニクスの技術は2013年ノーベル物理学賞のヒックス粒子発見にもひと役買ったんですよね。静岡県民として誇らしい話です。

上川)山中教授の研究所やヨーロッパでの研究所を視察したとき分かったのですが、医療機器、とくにシステム全体はドイツ製やアメリカ製が多いのですが、部品類は必ずと言ってよいほど日本製が使われています。その中に浜松ホトニクスのものも含まれていました。
現在、「ダビンチ」というガン手術ロボットが大変注目されています。マルチアームを持ったアメリカ製の医療ロボットで、部品は日本製です。なぜ、日本で統合的な製品が開発できないのか、どこにネックがあるのかよく精査し、日本製の医療機器が医療現場でどんどん使われていき、結果としてアベノミクスにつながるよう、議連としても力を入れていきます。何よりも、優れた国産の医療機器が患者さんの治療に貢献できるよう、この分野の産業競争力を高めるお手伝いをしていきたいですね。

♪  

 (鈴木)さて、冒頭でも触れました、ラジオシェイクのトーク本「かみかわ陽子流、視点を変えると見えてくる」。私が興味深かったのは初めて拝見する、陽子さんの若かりし頃の写真です。お宝写真の数々ですね。

上川)若かりし頃といえば聞こえがよいのですが、2~3歳の頃の写真を引っ張りだしてきました。お人形を抱いているんですが、お人形の片方の靴が脱げているんです。それを大事に抱いている、真ん丸顔の陽子ちゃんなんです(笑)。

 (鈴木)ラジオシェイクの放送はまだまだ続きますから、本も第2弾、第3弾と続けて出版したいですね!

(上川)ラジオや本を通して、静岡での取り組みが日本の試金石になる、ということを、多くの皆さんに実感していただければ、と思っています。どうぞよろしくお願いします。
さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、ありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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