皆さんこんにちわ。ご紹介頂きました衆議院議員の上川陽子です。
本日は、県下から大勢の皆様にお越し頂き、第38回静岡県防衛協会静岡音楽祭 と激励会が盛大に開催されますこと誠におめでとうございます。激励のご挨拶をさせて頂くことを光栄に存じます。先ず、この春、晴れて自衛隊にご入隊・ご入校される皆様、本日は誠におめでとうございます。保護者の皆様におかれましては、お子様の凛々しい姿を楽しみにしていらっしゃることとお慶び申し上げます。
さて、わが国を取り巻く安全保障環境は、近年格段に厳しさを増しています。グローバルなパワーバランスは構造的な揺らぎを見せており、軍事技術の高度化や宇宙・サイバー空間へのアクセスを妨げるリスクも深刻度を増しています。国境をめぐる紛争は世界各地で多くの難民を生み、テロの脅威は世界に拡散しています。これまで、わが国がPKO始め平和安全法制の枠内で実施してきた自衛隊の海外支援活動は、自衛隊の高い規律と能力、そして現地住民にしっかりと寄り添う姿勢が、当該国・地域はもとより各国部隊や国際支援機関・団体からも高い評価を得てきました。国内におきましては、年々急増する大規模災害の現場で、地道に救命救助や復旧復興活動を展開し、今や「災害現場に自衛隊あり」と、国民の自衛隊への信頼と期待はかつてないほど高まっています。
こうした自衛隊の皆さんの日々の努力により積み上られた活動実績は、日本の誇りであり、我が国の国際的地位をゆるぎないものとするものであり、心から敬意と感謝を申し上げます。この春、若い皆さんは大人の入り口に立ち、自衛隊の一員として「自らの人生」という大きな紙に初めて折り目をつけることになります。小さい頃、運動会のスタートラインに片足を合わせ、前を見つめて今か今かと号砲を待っていた時と同じ緊張感と真剣さに満ちた初心の志、夢や希望の記憶をしっかりと心に刻み春を迎えて頂きたいと思います。自衛隊の訓練は厳しく、長いキャリアの過程では幾多の過酷な任務もあることでしょう。そんな時、人生初めての折り目をつけてここに立つ、今の自分を思い返し、自らの力を信じて乗り越え成長して 頂きたいと思います。
本日、私は、政治家として 、自衛隊にご入隊・ご入校される若い皆さんを前に、皆さんの活躍が、我が国のそして世界の平和と安全にとって最善のものとなるよう全力を尽くすことをお約束し、激励の言葉といたします。本日は、誠におめでとうございます。
平成31年1月26日 衆議院議員 上川陽子