新年明けましておめでとうございます。
衆議院議員上川陽子です。
現在、私は日本茶業中央会 会長 静岡県茶業会議所 会頭の職を仰せつかっています。
現在、茶業を取り巻く情勢は様々な面で課題を抱えておりますが、一方で将来に繋がる新たな動きも見られるようになり、新しい茶業の創造に挑戦していく転換期と捉えることができるのではないかと考えます。
生産面においては、担い手の高齢化や茶園面積の荒廃化等による生産力の低下が懸念されるなか、意欲のある生産者の規模拡大や、地域の茶業を持続できる経営管理組織の誕生など、生産の構造改革が始まっています。
また、消費面では、健康志向を受け、機能性を重視した食品・飲料の開発が進められ、また、特定の生産者や茶園にこだわったシングルオリジンのお茶、お茶と料理のペアリングなど、お茶の楽しみ方にも多様な広がりが見られます。
海外では和食ブームや健康志向から緑茶、特に抹茶への関心が高まり、世界の緑茶生産量は急激に増大するとともに、日本茶の輸出額も拡大しています。
さらに、環境汚染や気候変動、頻発する自然災害等の深刻な課題が生じており、国連が提唱する ”持続可能な開発のための2030アジェンダ”(SDGs)への取り組みを進めていく必要があります。
こうした動きを的確に捉え、茶業の持続可能な発展に繋げていくには、茶業者及び茶業関係者が常日頃から問題意識を共有し、そして茶業界が一丸となって取り組んでいくことが不可欠です。
引き続き、日本茶業中央会 会長 静岡県茶業会議所 会頭そして衆議院議員上川陽子として茶業を取り巻く諸問題解決に向けて全力で取り組んで参りますので、これからも宜しくお願い致します。
年頭にあたり、皆様方のご健勝、ご活躍を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
衆議院議員 上川陽子