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ラジオシェイクradioshake

第136回 自民党司法制度調査会のベトナム・ミャンマー訪問

(6月6日オンエア)

(上川)リスナーの皆さま、こんばんは。上川陽子です。

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。今日はゴールデンウィークに視察に行かれたベトナム・ミャンマーの話題からまいりましょう。

(上川)5月3日から7日まで、自民党司法制度調査会視察団の団長 として、ベトナム(ハノイ)およびミャンマー(ネピドー/ヤンゴン)を訪問しました。長年日本が支援してきた司法制度や法整備支援の現状を調査するためです。

(鈴木)陽子さんが法務大臣時代に力を尽くされた法務外交の一環ですね。

(上川)ラジオシェイクでも何度か熱くお話させていただきました。日本は過去 20年超にわたって、ベトナム、ミャンマーを含め10か国以上のアジア諸国等に対し、民法や刑法などの基本法や最新の知的財産法等経済関連法の起草、さらに法務関連人材の養成を支援し、高い評価と信頼を得てきました。とりわけ日本の、その国に寄り添った支援方法が高く評価されましたね。今回はベトナムとミャンマーの司法に携わる要人との面談や現地で活躍する専門家、JICAスタッフ、日本企業のビジネスマン達との意見交換の他、現地法科大学内の日本法教育センター等を訪問しました。

(鈴木)視察の様子をHPでも拝見しました。後援会の活動報告リーフレットにも詳しく紹介されていますが、表紙の写真が面白いですねえ。

(上川)今回、私もベトナムとミャンマーの新しい国づくりの活力を間に当たりにし、カメラに収め、活動報告の表紙にも紹介させていただきました。ミャンマーは現在、首都がヤンゴンからネピドーに移転したんですね。2006年の軍政時代に首都移転を行ったのです。議会だけでも3つも立派な建物があるんですが、それに政府の各行政機関22省庁、司法の最高裁判所等々すべて独立した建物が広大な敷地に新設されました。これらを結ぶ道路は片側10車線という広さです。

(鈴木)片側10車線⁉ そんなにたくさん車が通るんですか?

(上川)そこが面白いところで、団長の私と団員の2名併せて3名で道路の真ん中に立って写真を撮ってみたんです。

(鈴木)一見するとただの広場に見えますね。

(上川)これが道なんです。立って写真を撮っている間、車は1台も通りませんでした。ミャンマーの議員さんたちはヤンゴンから単身赴任でやってきて、週末にヤンゴンのご自宅へお帰りになる。

私たちがネピドーからヤンゴンへ戻る飛行機に搭乗した際、議員さんがたくさん乗っておられました。

(鈴木)ではこの道路は車ではなく別の目的で使われる?

(上川)もちろん自動車道路を前提にしていると思います。この首都が今後発展し、郊外の町とのアクセスも整備されるようになれば、何十年後になるかわかりませんが、この道にも交通量が増え、このような写真が撮れなくなる時代になるだろうと思います。軍政時代に作られた道ですから、いざというときには軍用機の滑走路も兼ねるのでしょう。

(鈴木)ネピドーはまだ出来て10年ぐらいの都市なんですね。人はあまり住んでいないのですか?

(上川)ネピドーは100万人都市といわれますが、とてもそのようには見えません。周辺の7~8割は農村地域です。ヤンゴンからティラワという工業団地に向かうとき、農村の途中に屋台が並んでいる細い道を車で通りましたが、人々の暮らしはそういう村々で垣間見ることが出来ました。

(鈴木)一から作られた新しい都市ということですから、この先どんな発展をしていくのか楽しみですね。先ほど20年前から法支援の活動をされてきたというお話でしたが、最初の支援国がベトナムですね。

(上川)私は初当選が2000年で、最初に所属したのが法務委員会でした。ベトナムの共産党幹部をお迎えし、対談した記憶があるのです。そのころがまさに日本の法整備支援が求められていた時代でした。当時は深く思いが及ばなかったのですが、法務大臣になった時、また要人が来られたりして実際に法制度支援にベトナムへ行かれた方の話を聞いて、これはなかなか粘り強く取り組んできたことが今、着実に実を結んできたと、今回の訪問でも実感出来ました。

(鈴木)ベトナムの方って勤勉で実直なイメージがありますし、日本語の学習なんかも熱心なんでしょうね。

(上川)今回、ベトナムもミャンマーも司法に携わる人物との面談が中心で、テレビニュースや新聞でも取り上げていただきました。そのほか現地で活躍されている法支援整備の専門家、日本企業のビジネスマンにお会いしたり、ベトナムにあるヤンゴン大学法科大学院の中に、日本の名古屋大学が設置した日本法の教育センターも訪問しました。

(鈴木)学生は何人ぐらいいるんですか?

(上川)法科大学院には毎年200人ぐらい入学し、その中から20~30人ぐらいが名古屋大学の教育センターに通います。まず一から日本語を勉強し、日本語の法律を日本語で学ぶのです。今回は3~4年生の10人ぐらいとお会いしましたが、1年生の時は20~30人いたのが4年生になると10人を切ってしまうそうです。10人のうち3人がこの秋から日本の名古屋大学に留学予定で、日本の法律用語をまったく違和感なく話されます。たとえば登記の手続きについての論文を書いているとか、会社法の破産手続きに関するテーマで論文を書いていると日本語でしっかり話されるのでビックリしました。名古屋大学に留学したあかつきには修士論文やその先の博士課程まで進まれる方もいると思います。

実は私は事前に名古屋大学にも視察に行って、テレビ会議でヤンゴンとやり取りしたんですが、そのときに対応した学生が彼らだったのです。先日彼らからとてもきれいな日本語で書かれたお手紙を頂戴しまして、非常にモチベーションが上がったと喜んでくれていました。

日本語教育に関しては日本の大学とジョイントで取り組んでいるということで、人材養成の面でも効果が上がっていることをつぶさに実感できました。

(鈴木)ミャンマーでは経済特区の視察もされたそうですね。

(上川)ミャンマーは今から50年ぐらい前の日本と考えてもらったらいいですね。今、朝ドラの『ひよっこ』が東京五輪の時代を描いていますが、あの頃の日本のようです。

ミャンマーではアウンサンスーチーさんが政権を掌握され、法の支配を中心とし、経済的にも優れた成長を遂げるため、そのシンボルとなるような経済的土台を作るべく日本の協力を求めているわけです。ティラワという都市に経済特区を作ることになり、2400ヘクタールの敷地―品川区とほぼ同じ面積に工業団地を3年で造れと言われ、とりあえず第1工区の400ヘクタールを日本が請け負うことになりました。すでにベトナムやフィリピンで工業団地の建設を成功させた住友商事が現地に入り、400ヘクタールを3年で整備し、十数カ国から企業誘致を行っています。日本企業も多く、私たちはエースコックの即席めんの工場を見学させていただきました。

(鈴木)実際に稼働しているんですね。

(上川)ミャンマー・ジャパン・ティラワ・ディベロプメント社という会社を官民出資で設立し、

日本人リーダーはバリバリの商社マンでした。実に魅力的なリーダーで、戦略的にも評価が高く、どこの国かと思えるほど最先端の工場に仕立て上げました。周辺のインフラ整備も、たとえば大きな川があるんですが、川の運輸のための港や鉄道を日本のODAを利用して造る予定だそうです。民間の力を活用して工業団地を建設し、企業誘致をしていくと同時に、周辺のインフラ整備は若干遅れていますが、これから先、本当にすごい勢いで伸びていくと思います。

(鈴木)ベトナムやミャンマーの支援は日本が一番なんですか?

(上川)各国とも進出していまして、ティラワ工業団地ではディベロッパーは日本ですが進出企業は多国籍です。エースコックはすでにベトナムに3工場持っており、今回ミャンマーに1工場。需要予測データを見せていただいたんですが、国民所得が上がるたびに即席めんの需要も増える。経済成長と比例して年間平均即席めんの購入量がきれいに増えていくようです。現在、ミャンマー人一人あたり年間に購入する即席めんは年間に6個ぐらい。1個20~60円ぐらいですがそれでもミャンマーの人々からしたら高価なんですね。

(鈴木)今回は司法制度調査会の視察団として行ってこられたわけですが、現地の経済状況や人々の表情等からその国の発展の様子、その国の力というものを感じられたのではないかと思います。何か印象に残った場面はありますか?

(上川)今回、要人の皆さんとお会いして感じたことは、法の支配―ルールを守るということを私たちは当たり前に思っていますが、ベトナムもミャンマーも民主化運動が大きなターニングポイントで民主化していかなければ法治国家にはなり得ないし経済発展も出来ない。法律を作って守り運用していける国が経済発展できる―そのような良き循環を実現させることが法支援の役割であると実感しました。

私たちにはもともと成熟した民主主義の社会がありますが、ミャンマーは軍政時代から民主化を進めている途中であり、決して後戻りしないよう、法整備も経済成長も明確な目的をもって取り組まなければなりません。その意味で、国って何なのか改めて強く実感しました。

もう一点、2国ともかつて植民地だった国ですね。ベトナムはフランスの、ミャンマーはビルマ時代はイギリスの植民地でした。植民地時代の建物がまだ残っており、豊かさとは何かを考えさせられました。近代的なビルだけでなく古い建物が残っていて落ち着きもある。これらをいい形で生かしていくことができれば、あるべき国づくりの到達点にもスピード感をもって到達できるのではないかと思いました。

(鈴木)いろいろな意味で充実した視察だったようですね。詳しくは陽子さんのHPにきれいな写真もたくさん紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください。

(鈴木)さて、先月、静岡・山梨・神奈川の三県交流ターゲットバードゴルフ大会が開催されました。生涯スポーツとして人気が高まっていますね。

(上川)私も静岡市のターゲットバードゴルフ連盟の顧問をさせていただいています。いわゆるニュースポーツと言われるものの一つで、ゴルフボールにバドミントンの羽をつけたボールをゴルフクラブで打ち、打数の少なさを競うものです。大会の時は私、毎回、第一打を打たせていただくんですが、1年ぶりとかになるのでなかなかヒットせず、苦戦をしながら(笑)楽しませていただきました。

(鈴木)私は経験がないんですが、バドミントンの羽が付いたゴルフボールって、やっぱり飛ぶんですか?

(上川)飛びます。ちょうど傘を逆さにしたようなゴールネットに入れるんですよ。グラウンドゴルフとは違いますが、ゴルフのような細かな決まり事もなく、気軽に楽しめる面白いスポーツです。3県交流試合に参加するのは初めてでしたが、皆さんが日頃どんな場所でどんな仲間と楽しんでおられるのか垣間見れて、大変良かったと思います。

さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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