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ラジオシェイクradioshake

第80回 「現場視察、麓刑務所車座トーク」

<2015年2月3日オンエア>           

 

(鈴木)みなさま、こんばんは。コピーライターの鈴木真弓です。上川陽子さんは公務のため東京にいらっしゃいますので、今日はお電話でのトークになります。陽子さんこんばんは。

 (上川)リスナーのみなさま、こんばんは。上川陽子です。今日はお電話でのやりとりになりますがよろしくお願いします。

 (鈴木)今日は23日。明日は立春ということで季節の変わり目になりますね。

 (上川)国会会期中で大変緊張感のある毎日です。150日間、大事な法案が目白押しで責任感を感じております。よろしくお願いします。

 (鈴木)今日は陽子さんが法務大臣に就かれていち早く手掛けられたという、女子刑務所のあり方についてうかがおうと思います。実際に訪問されたのはどちらでしたか?

 (上川)全国には女子専門の刑務所が10ヶ所あります。このうち佐賀県にある麓刑務所に視察にうかがいました。定員は300名。かつては過剰収容という厳しい時代もありましたが、今は緩和され、女性の刑務官が全体の9割を占めています。受刑者も刑務官も女性、という体制ですね。

 (鈴木)どういう目的で訪問されたのですか?

 (上川)受刑者の方の年齢がだんだん高齢化し、障害を持たれた方も増えています。一方、刑務官の方も厳しい仕事で離職率が高く、若い刑務官で対応しています。受刑者は高齢化し、刑務官は若いというギャップが生じているんですね。医療や福祉の面で十分なケアが必要ということで、麓刑務所と栃木、和歌山の3施設を対象にパイロット的な事業として、地域の中で福祉や医療にかかわる専門職にサポートしていただくことにしたのです。

 (鈴木)麓刑務所ってどんな場所にあるんですか?

 (上川)住宅がさほど密集している場所ではありませんが、小高い丘にあり、周辺は刑務所特有の柵もあり、いっとき住民の方に壊されたという事件もあったそうで、今はコンクリートの柵で覆われています。そうはいっても明るい雰囲気で地域に開かれた施設で、地域の皆さんにご理解をいただきお力をいただいているという印象でしたね。

 (鈴木)陽子さんのHPに視察の状況が紹介されていました。職員と受刑者の方が一緒になって制服を作っておられる写真がUPされていましたね。

 (上川)女性の刑務官が監督指導しながら制服を裁断から完成まで作り上げる。そういう作業場が2つありました。地域の専門家が指導に入ることもあります。佐賀県は佐賀錦の産地ですので、制服のみならずいろいろな織物や工芸品も作っていました。

 (鈴木)そうでしたか、よく静岡刑務所では家具や木工品、お味噌なんかを作っていますよね、私も買ったことがあります。

 (上川)刑務所の中は自立型になっています。あるところではクリーニングの技術を身につける、家具造りをする、最近ではPCの技術も取得するなどかなりきめ細かく更生支援を行なっています。そこには地域の皆さんのご協力は欠かせません。

 (鈴木)刑務所というのは地域との密接な関係の上に成り立っているんですね。

 (上川)そうですね。今、真弓さんがおっしゃったのは矯正展ですね。各刑務所で作られた製品を販売する文化祭のような催事で、手作りで質も高く、非常に人気があるようです。ネット上で注文することもできるようになっています。こういうものを広く利用していただき、受刑者が出所した後、仕事をして自立していただくための技術を身に付けていただくべく、拍車をかけていこうと考えています。

 (鈴木)麓刑務所では織物の産地ということで、お裁縫の技術を身に付けていただく、ということですね。

 (上川)そうです、ミシンもたくさん揃い、ちょっとした縫製工場並みの施設でした。

   ♪

 (鈴木)陽子さんのHPでは麓刑務所では車座ふるさとトークも開催されたと紹介されていましたが。

 (上川)今回、法務大臣として初めて参加しました。車座トークというのは安倍内閣の閣僚があるテーマに沿って地方に赴き、市民の皆さんの声を直接聞くということです。今回は再犯防止というテーマで、麓刑務所で取り組むプロジェクトに関係する7名の皆さんと車座トークを行いました。集まっていただいたのは教誨師、保護司、医療福祉関係の方々、教員など。教員の中には短歌を教える方もいらっしゃいました。本当にきめ細かく指導していただいていることがよくわかりました。刑務官が規律をもって指導する一方で、民間の方々は受刑者に対し、改心の情や自分の罪に向き合うことへ寄り添おうと、人間関係の構築に努めておられました。

 (鈴木)言葉は的確ではないかもしれませんが、飴と鞭、ということでしょうか。

 (上川)刑務所の中は特殊な世界です。そこから出所した後、地域の中で社会人として自立していただかなければなりません。そのつなぎ役として、民間の方々が力を発揮してくださっています。大変いい仕組みだと思いました。

 (鈴木)とはいえ、受刑者をケアするというのは特殊な仕事だと思います。みなさんどういうお気持ちで臨んでいらっしゃるのでしょうか?

 (上川)ある意味、自然体で接するということが大事だとおっしゃっていましたね。相手が受刑者だと思ってかかわるというよりも、短歌を教える方なら、歌を詠む気持ちになっていただくよう自然体で接する。受刑者のみなさんが先生の懐に自然に飛び込んでいけるように接するということでしょう。先生方は「受刑者から逆にいろいろなことを教えられる」とおっしゃっていました。人間関係が薄くなっている時代にあって、全人格的に取り組むこういう関係性は、非常に貴重だと実感しましたね。

 (鈴木)先生になられる方は年齢的にも高く、経験豊富な方が多いのですか?

 (上川)そうですね。4050代以上の方が多かったですね。実際に車座トークでうかがった中で印象的だった短歌の先生は、言葉を通して、今、受刑者が何に悩んでいるのかがわかるとおっしゃっていました。表層的なことではなく、回を重ねていくうちに使う言葉が変わっていくと。そのつどその人の心の変化を読み取ることができる。そういう人は、学歴や経験は関係なく、すごくいい歌を読まれるとおっしゃっていました。その変化が大変嬉しいと。出所されるとき、先生に感謝しますと言われたとき、さらに嬉しいと、感慨深げでした。

 (鈴木)どんな歌を詠まれたのか、読んでみたいですね。麓刑務所以外に今後視察予定はありますか?

 (上川)法務省に関係するのは全国に970ぐらいの施設があります。刑務所だけでなく入国管理や登記に関するさまざまな施設がありますので、できるだけ多く現場を訪問したいと思っています。

 (鈴木)さすが現場主義の陽子さん、そんなアクティブな大臣、今までいなかったんじゃないですか(笑)。

 (上川)女性活躍についても法務省版で取り組んでいます。刑務所に勤める女性刑務官の働き方について調査を始めたところです。

 (鈴木)考えてみると、女性刑務所にも働いている女性がたくさんいて、そういう方々にも家庭があって、クオリティ・オブ・ライフを考えなければなりませんね。そういう気づきを今回のお話でうかがえたと思います。

 (上川)ありがとうございます。さあ、それでは最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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