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ラジオシェイクradioshake

第67回 「SAQ2ジャパンプラン、放送と通信の進展」

<2014年7月15日オンエア>     

 (上川)リスナーのみなさん、こんばんは。上川陽子です。

 (鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。今日は総務省のお仕事について最新情報からうかがいます。

 (上川)みなさんにぜひご紹介したいプランがあります。私が名づけた、SAQ2(サクサク)ジャパンプラン(=上川プラン)。訪日外国人の方々が日本滞在中にスマートフォンを始めとする様々な通信機器を通じて情報にアクセスし、滞在中の感動や快適を得ていただこうと、この1月からアクションプランが立ち上がり、記者会見で申し上げた名前です。Sはサクセスフル、Aはアクセスシブ、Qはクオリティを意味します。ネット通信でスピード感があると「サクサクつながる」っていいますよね。その言葉をマッチングしました。

  (鈴木)具体的なプランの概要というと?

 (上川)現在、国では2020年までに訪日外国人数を2000万人に、という目標を立てて頑張っています。訪日された外国人のみなさんが、今お使いの通信手段を使って日本の魅力を全世界に発信していただきたいので、外国人のみなさんの動線を考え、無料Wi-FiSIMカード、国際ローミング料金の整備に取り組んでいます。

 (鈴木)モバイルネットを使う場合、Wi-Fiが使える場所が限られるというのは非常に苦痛ですね。

 (上川)やはり地方のWi-Fi環境の整備と言う点では、人の動線とマッチングしながら整備を支援していこうと考えています。静岡でもWi-Fiパラダイスという名称で整備が進められていますが、久能山東照宮や日本平など観光スポットでの整備をいち早く進めてほしいと思っています。

 Wi-Fiの技術は災害時にも大きな力を発揮します。現在、有料のものもありますが、いざというときは無料で開放する施策も必要でしょう。Wi-Fiの整備に必要なのはエリアオーナーの協力ですね。静岡でいえば、たとえば呉服町商店街、七間町商店街等にご協力いただいて、メンテナンスの必要なアンテナを建てなければなりません。2020年だけでなく、日常的に使われるように、持続可能な整備が必要です。外国人向けというより日常で地域の人々にご利用いただける環境整備ですね。

 (鈴木)簡単に整備してくれ、といっても、地元の方のご協力が不可欠なんですね。

 (上川)そうです。SIMカードは端末機器に指しこまれた機器のナンバーカードのことで、電話番号が登録されています。これがないと送受信できないわけです。海外で通信機器を買われた方は、日本で使えるSIMカードに差し替えていただく必要があります。すでに関西国際空港等、一部の施設ではプリペイドのSIMカードが販売されていますね。SIMカードの使う際は、初期設定が面倒なので、外国人の方から簡便化してほしいとの声もあります。個人の方がSIMカードを買う場合は個人認証が必要で、パスポートによる本人確認が行なわれます。

 (鈴木)ローミングというのは通信料金のことですね?

 (上川)国際ローミングというのは国内で使用している端末や機器を海外でも利用できるよう、国境を越えてローミング協定をしていこうというものです。現在、国際料金は高止まりしている状況で、具体的な対策がまだです。とくにデータローミングは割高だとの指摘もありますので、早急な対策が求められます。

 (鈴木)いずれにしても2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに世界最高水準のICTのおもてなし環境実現のため、努力していただきたいですね。

 (上川)2020年までの素晴らしいロードマップを敷かせていただきました。前回のオリンピックでは新幹線でしたが、今度はICTが目玉になるでしょう。ぜひ注目していただきたいと思います。

         

 (鈴木)ところで先月、大変ユニークな企業を視察されたそうですね。

 (上川)アストロデザイン()という会社です。通信機器のメーカーで、東京ビッグサイトで開催された展示会で出会ったのです。大手メーカーの大画面ディスプレイ等が並ぶ中、大変地味な機材が並んでいたのです。ただし社員が全員若くて、小さな会社だが技術に誇りを持っていると熱くアピールされていました。その場で「案内したら来てくれますか?」と言われ、軽々に「行きます」と言ってはいけなかったのかもしれませんが、思わず返事してしまいまして、約束した以上は行かねば、とスケジュールを調整して訪問させていただきました。

 (鈴木)その会社の何が凄いんですか?

 (上川)1977年の創業。電子機器の設計開発会社として東京都大田区田園調布に設立しました。新しいベンチャー起業というわけではないのです。実は1979年、世界初のプログラマブル信号発生器を開発した知る人ぞ知る専門メーカーで、デジタル放送用の多重化装置や波形モニタ、また最近では愛知万博を彩ったスーパーハイビジョン映像処理装置をNHKと共同開発されました。裏方の立場で一途にやってこられたんですね。今ではディスプレイ表示技術の多様化や大型化、それらを利用したテレビをはじめとした最終製品の高・多機能化を実現するという一連の全ての技術を手掛けるようになったそうです。社内には自社製の8Kディスプレイもありました。

 (鈴木)どんな雰囲気の会社でしたか?

 (上川)一つ一つの製品にものすごい技術が投入されていて、顧客ときめ細かく調整しながら新しい製品作りに取り組んでおられました。

CGライブラリーの制作では、国宝級の絵画をさまざまな角度から観ることのできるデジタルアーカィブス。その背景にどれだけの技術が投影されているのだろうと、モノづくりの奥深さを実感しました。それを若い技術者が熱く取り組んでいることに、日本のモノづくりの逞しさを感じましたね。

 (鈴木)よく自動車産業で町工場の裏方技術の凄さ、みたいなものは知られていますが、これからはこの分野ですね。

 (上川)そうですね、さらに医療分野、道路や港湾等インフラの劣化チェック等にも応用が利くと思います。本当に広がりのある分野ですね。海外の地デジの分野、ICTの海外輸出等で日本の国際貢献を果たしていく意味でも大きな力になるでしょう。

 (鈴木)陽子さんのようなお立場の方が、小さな町工場に足を向けられるというのは、本当に大きなことですね。

 (上川)国の政策作りというと、どうしてもさまざまな工程の最後のところで関わることが多いのですが、市井の現場には小さな芽がたくさんあります。その芽を拾っていくことが何より大事だというのが私の政治信条でもあります。P-D-C-A(プラン、ドゥ、チェック、アクション)サイクルという言葉がありますが、これを総務省での仕事にも活かし、新しいイノベーションにつなげていきたいと考えています。

 (鈴木)今日は最新の技術のお話をうかがいましたが、放送やら通信やらって昔からあっても、目に見えないものなので、どれだけ進化しているのかわからないんですよね。

 (上川)実は先日、静岡市のセンチュリーホテルで全国タクシー無線の総会があり、来賓でご挨拶させていただきました。実はタクシー無線は60有余年の歴史があって、これをデジタル化するにあたって、位置情報を取り入れて配車をスムーズにする取り組み等も紹介していただきました。「これは輸出できる技術じゃないですか?」と言いましたら、「フランスから視察に来たいというオファーがあったんですよ」と。それは素晴らしいと思いましたら、実はフランスも自国の技術を輸出したいという営業活動の一環だったそうです。海外のそういう戦略もきちんと学ぶべきだと実感しました。

さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、ありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

 

 

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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