6月12日~18日、第12回北極地域議員会議(CPAR: Conference of Parliamentarians of the Arctic Region)に日本の代表として出席するため、モスクワ(ロシア)とウラン・ウデ(ブリヤート共和国)を訪問しました。
北極地域議員会議は、北極評議会加盟国(カナダ・デンマーク・フィンランド・アイスランド・ノルウェー・ロシア・スウェーデン・米国)の各国議会及び欧州議会それぞれから任命された代表団で構成され、2年に1度開催されます。北極評議会のオブザーバー国である日本は、今回5会合に出席し、わが国の北極政策や、私が幹事長を務める北極のフロンティアについて考える議員連盟の設立経緯、これまでの取組等について発言しました。
「北極は空から眺めると氷に覆われた大地だが、地上に降り立てば居住する人々との出会いがある。」――これは、本会議の中で最も印象深かった発言の1つです。今回、加盟国等よりオブザーバー国の役割に対する高い評価が示され、今後の一層の関与が期待される中、我が国でも、環境変化のメカニズム解明において必要な北極海氷や氷河・氷床、大気等の観測も然ることながら、先住民はじめ北極圏に居住する人々に対する協力についても議論を深めていくべきではないかと感じました。
※北極地域議員会議の詳細については以下の公式HP(英文)をご覧ください。
http://arcpac.org/eng/index.wbp