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活動報告Report

昭和女子大学・ハーバード大学共同主催 女性活躍シンポジウム【障がいを超えて~もっと女性をリーダーに】 国政

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「議員外交から『女性活躍』を考える」

本日、米国ハーバード大学から、日本研究の第一人者スーザン・ファー先生をお迎えし、衆議院議員会館国際会議場で、女性活躍シンポジウムが開催されますことは、まことに時宜を得た取り組みであり、昭和女子大学坂東真理子学長はじめ多くの関係者の皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。今回、パネラーの一人としてお招きいただき大変光栄に存じます。

 私は、1986年から1988年に、ハーバード大学ケネデイ・スクールに留学しました。ハーバードヤードで、スーザン・ファー先生のゼミに参加した学生です。今回約30年振りの再会を果たすことができ、感無量の思いです。

現在、私は、自民党の女性活躍推進本部長として、女性活躍のさらなる「場」づくりに向けて活動しております。その中で、とくに政治分野における女性活躍について、最近の動きと私自身の思いを報告いたします。

今年3月アフリカ・ザンビア共和国の首都ルサカに出張しました。目的は、世界167ヶ国の議会が加盟する列国議会同盟(IPU)の年次総会と、並行して開催されるIPU女性会議(Womens Caucus in IPU)に、日本代表団の一人として参加することでした。

IPU女性会議は、女性の政治参画や女性視点での課題解決を議論する場として、1978年に設置されました。私が、2002年に初めてIPUに参加した時、ちょうど、女性会議の役員選出の選挙がありました。運よく(?!)女性会議の執行委員会の委員に選出され、さらに委員長1名副委員長2名の執行部の第一副委員長に選ばれ、2年間の任期中、年2回開かれる国際会議に参加することになりました。

当時、「最悪の状態の児童労働」、なかでも国際的な人身取引が大きな社会的問題となっていました。私は、人身取引の課題を、女性会議の大きなテーマに掲げ、議会人として具体的解決に向けて取り組むことを提案し、その後2年間、議会人として何をすべきかを議論し、さらに、各国の法制度を整備するための指針となるガイドブックを取り纏める国際的作業に携わることになりました。

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 こうしたかつてのIPU参加経験もあり、今回、十数年振りにIPUに参加することは、私にとって、とても楽しみでもありました。十年ひと昔といいますが、まさにその言葉どおり、今回参加して強く感じたことは、「大きく風景が変わった」ということでした。女性議員の発言力が極めて大きなものになっていること、そしてIPU女性会議自体が、IPU全体の意思決定において大きな存在感を示し、時に議論をリードする場面が見られたことです。それでは、どうして女性会議のリーダーシップが進展したのでしょうか。その背景の一つが、IPUにおけるポジテイブ・アクションの積極化です。特筆すべきは、111ヶ国が、クオーター制を法定化するかあるいは準法定化し、その結果各国における女性議員数および比率が大きく拡大したことです。

  現在、私は、自民党の女性活躍推進本部長を務めていますが、「女性活躍の「場」をさらに広げるために何をすべきか、「女性活躍の希望と悩み調査」を実施してきました。3月、IPUザンビア会議から帰国し、中間報告書の取り纏め作業を開始しました。その際、迷わず、女性活躍の3分野として、政治、女性の独立起業、そして人権を取り上げることを決断しました。中間報告のタイトルは、「女性活躍さらなる推進~政治、独立起業そして人権」です。

政治分野への女性活躍を進めるための具体的施策として、

●国際会議への派遣団構成を男性のみに偏らないよう政党間協定で定める

●政治分野における女性の参画状況を調査しわかりやすく「見える化」する

●各政党が自主的取り組むが進むよう、諸外国の情報等を提供する

などの施策を推進するよう政府に要請しました。

 自民党では、野田聖子先生、宮川典子先生を中心に、超党派の議員連盟で「政治分野における女性活躍」に関する法律の制定をめざし、議論を重ねてこられました。超党派の努力が成果をあげることができるよう、党としても政策推進に努力をしてまいります。

最後に、今年3月、アイスランド議員団が来日された時のことをお話します。世界経済フォーラムは、毎年、男女差を示す指標GGI(ジェンダーギャップ指数)を発表しています。アイスランドは、6年間連続第1位の輝かしい位置にあります。一方、日本は101位(2015年)、政治分野は104位、経済分野は106位です。私たち日本の女性は、このあまりの差に落胆するばかりです。

アイスランド議員団の団長は、3人のお子さんを育てる女性議員、ハンナ・クリスチャイルドさんでした。ハンナ議員は、次のように発言されました。

「GGI1位のアイスランドにおいても、女性活躍に到る道のりは決して平たんではなかった。多くの困難を乗り越えてきた先輩たちの長い努力の歴史がある。女性のロールモデルの存在、男女平等教育の重要性、長時間労働の是正、育児・家事への男性の参加など」

指摘された項目は、どれも日本が今なお抱え続けている問題ばかりです。1位と104位の差が、いっきに縮まった瞬間でした。

多くの障壁を乗り越え積み上げてきたアイスランドの知恵やノウハウ、ロールモデルは、私たち日本の女性や女性議員に勇気を与えてくれました。私自身、強い連帯の絆とともに、共感を覚えました。国境を超えた議員外交は、日本を含め世界各国の女性たち、また男性たちにも、大きなパワーを与える力があるのです。私自身、女性活躍こそ、地球規模で考え、行動する課題の一つであることを信じ、これからも、IPUなどマルチの議員外交、また、バイの議員外交を積極的に進めてまいる覚悟です。

ご静聴いただき、ありがとうございました。

 

スーザン・ファー先生と

スーザン・ファー先生と

法務大臣 活動記録 2017.8.3~、2014.10.21~2015.10.7 総務副大臣 活動実績!

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