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皆さんこんにちは、衆議院議員の上川陽子です。

５月に入り、新緑の美しい季節となりました。今年１月から始めた、季節の花を楽しむ企画、５月のフラワーは、イボタノキの緑に、紫の花菖蒲、オレンジのグロリオサに、ピンクのスプレーカーネーション、新緑の季節にふさわしいアレンジとなりました。お花屋さんは、イベント自粛が進んでいた３月から、外出自粛、営業自粛が次々広がり、売り上げは落ち込み、さらに「母の日」自粛でカーネーションも売れず、この先どう凌いでいけるか厳しい状態です。

さて、４月２６日、昨年末急逝された望月義夫先生の後継を決める静岡４区補選において、深澤陽一さんが、６万６８８１票で初当選されました。ご当選、おめでとうございます。皆さんのご支援ご協力のおかげで、私自身、自民党県連会長として責任を果たすことができました。心から感謝申し上げます。

選挙戦さ中の４月７日、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、全国に緊急事態宣言が発令されました。この異常な事態に、不自由で、不安な毎日を過ごされている４区の皆さんに、寄り添う選挙をしよう、を基本に、人を集めるリスクを排除し、集会は開かない、決起大会も開かない、出陣式も行わない、その分①候補者による一人遊説と②外出分散の期日前投票、さらに③SNS広報、の３本柱に絞って、候補者の人柄や政策を、有権者の皆さんにお伝えすることに徹しました。

通常の選挙活動をやらない決断には、多くの葛藤もありましたが、支援者の皆さんと会合を重ね、細かな調整を図りながら、ワンチームで戦うことができました。民意を反映させる選挙でなければ、民主主義は成り立ちません。もし投票率が３割切れば、正当性に疑問が提起されるかもしれません。私自身、県連会長として責任を取らなければならない事態も？と腹をくくっておりましたが、かろうじて投票率は３４.１％、何とか3割を上回ることができました。このような緊急事態における選挙の在り方については、今回の選挙も含めてよくよく検証し、今後の教訓にしていかなければと考えています。

今、日本は、ゴールデンウィークの真っただ中、皆さんは、大切な家族の命、そしてご自分の命を守るために、外出自粛・8割行動削減の約束を守り、じっと我慢してお過ごしのことと思います。「STAY HOME」の合言葉で、これまでの過ごし方に工夫を凝らし、孤立化しないように励まし合い、支え合う取り組みがSNSで世界中に拡散しています。

感染者を受け入れる医療や介護の現場では、医師や看護師、介護士の皆さんが、命を守る戦いの最前線で、懸命に頑張ってくれています。命がけの戦いをされている皆さんに心から感謝します。

４月１３日には、静岡県連で新型コロナ対策本部を立ち上げ、記者会見しました。命を守る医療を「有事」と位置づけ、その対策について発表するとともに、「企業を潰さない」を目指し、融資や現金給付などあらゆる措置をとってまいります。対策本部では、皆さんからの時々刻々の課題を聞かせていただき、国、県、市町への要望を取りまとめ、実現していく所存ですので、連絡をお願いします。

急増する感染者に備え、人工呼吸器やECMO装置を全国の医療機関に配置しなければなりません。医療関係者や医療機関の感染リスクに対しては、医療防護服や医療マスクの万全の備えが必要です。4月28日には、私が会長代行を務める「優れた医療機器を世界に迅速かつ安全に届けるための議員連盟」で、政府に対し10の緊急提言をしました。

4月30日補正予算が国会を通過しました。今回の補正予算では、治療薬とワクチン開発に重点支援をする予算が盛り込まれていますが、一日も早い実現を強く望みます。自民党の特設サイト【新型コロナウイルスにともなう　あなたが使える緊急支援】をご覧ください。皆さんの立場に立って、どのような制度を利用できるか、わかりやすく説明しています。さらに、今後、感染拡大の状況によっては、第三弾の予算措置も策定する方針です。緊急事態宣言が一日も早く解除され、平穏な日常を取り戻す日がくるよう、今は、国民の皆さんお一人ひとりのご協力を得ながら、政治の責任を果たすために、全力を尽くしてまいる所存です。

国民の皆さん、どんな厳しい事態に陥っていても、思いやりと理性をもって行動し、互いの命を守るための行動に、皆さんのすべての力を結集してくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

衆議院議員　上川陽子