みなさんこんにちは。
衆議院議員の上川陽子です。
さて、国会では、来年度予算案が衆議院を通過し、参議院で審議が進められています。一般会計予算は、102.6兆円と過去最大規模ですが、主な柱は、教育無償化(1兆5239億)をはじめとする全世代型社会保障の構築、防災減災対策の強化(1兆1432億円)、景気を底上げする経済対策(1兆7788億円)です。来月4月1日新年度から、すべての予算がスムースに執行できるよう、十分な審議の上、速やかに可決する必要があります。
今年に入り、新型コロナウィルスの感染が、世界各国に急速に拡大しています。我が国では、クルーズ船、北海道、東京、愛知、さらに全国へと感染の脅威が広がっています。国民の皆さんの全面的協力を得ながら、感染の流行を早期に終息させなければなりません。
政府は、新コロナウィルス感染症対策本部を中心に、専門家を交えた危機管理方針を打ち出しました。皆さんには、不要不急の集会や外出の自粛、全国小中学校・高校の一斉休校、時差出勤やテレワークの奨励などが要請されています。人の移動や高密度の接触による感染リスクを、社会全体で最小化するために、厳しい要請とは存じますが、ご協力を宜しくお願いいたします。
世界的感染拡散の動きにより、工場閉鎖や世界的なサプライチェーンの遮断に伴い、経済への影響が深刻さを増しています。また、国内の感染リスク対策により、地域経済を担う中小企業への影響も深刻度を増しています。
新型コロナウィルス感染症対策として、テレワークの導入や特別休暇の規定を整備した中小企業事業主を支援するため時間外労働等改善助成金について特例的なコースを新たに設け、受付を開始しました。また、緊急対策として、資金繰りに困った中小企業・小規模事業者へのセーフテイネット保証制度を適用し、旅行業やホテル業など対象業種を広げるなどの対策をとっています。
さらに、現在国会では、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案を国会に提出すべく、各党で議論が進められていますが、法改正で可能となる緊急事態宣言については、私権の制限を伴うことから、国会においては丁寧な審議を進めるべきと考えます。
私自身、移動も、面会も多い毎日ですが、うがい・手洗いを励行するなど緊張感をもって活動しています。一日も早く安心な日常が取り戻せるよう、頑張ってまいります。
衆議院議員 上川陽子