3月7日、総務省・無線LANビジネス推進連絡会主催のICT地域おこしシンポジウム「公衆無線LANで創り出す地域の豊かな将来」にて開会挨拶を行いました。
【開会挨拶】
外国人観光客の日本に対する要望の第一位(観光庁アンケート)は、無料公衆無線LANの充実。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催時には、外国人観光客に日本を隅々まで満喫してもらえるよう、総務省としてもその充実に向けて尽力していきたいと思います。
公衆無線LANの活用は、総務省の行政課題である地域活性化だけではなく、東日本大震災の例からも明らかなように、防災面でも大きな力を発揮します。このため、避難所などに公衆無線LANの機能を持つ「防災情報ステーション」を整備する自治体に対し、総務省は補助を行うこととしました。無線LANやAEDを搭載した自販機も増えつつあり、今年が公衆無線LAN付きの多機能な「マルチステーション」を公共空間に整備していく元年となる予感がしています。平時は観光などの地域活性化に生かし、災害時には防災モードに切り替わるベストミックスの知恵を共有できるよう、全国の自治体をサポートしていきたいと思います。