3.11東日本大震災により、静岡のお茶農家のみなさんは風評被害を蒙り、苦しんでおられます。先祖伝来の中山間地を切りひらいた段々のお茶畑で、丹精こめてつくったとびっきりのお茶。今年も風評被害が襲っています。鎌倉時代に、お茶の種を静岡に広げた聖一国師翁の足跡に思いを致せば、多くの困難を乗り越え、今の静岡の茶農業を営々と築き、繋いだ先達の努力を、今、ここで断ち切ることはできません。
最近、興味深いデータが発表されました。新しい「健康寿命」というものさしです。何と静岡県の女性の健康寿命は75歳で全国第一位、男性は70歳で全国第二位、あわせて静岡県は、「健康寿命・全国一」。
「全国一の健康力」の秘訣は何でしょう。最大の要因は「食」であると考えます。全国一の産地、「お茶」と「みかん」、さらに「おいしい水」。お茶とみかんは、自給率でいえば100%、まさに「地産地消」のシンボルです。日常生活のど真ん中にあって、伝統の力、ふるさとの力として、私たちの「健康力DNA」を育んだのです。
日本一の健康力を誇る「しずおかの食材」を、丁寧に生産していただき、<駿府しずおかの食材・食文化>として、全国・全世界に発信していく。それが、先達の努力に報いる、私たちの役割と考えます。
〇しずおか生薬栽培の推進と駿府しずおかを生薬栽培の拠点に
〇地場食材ブランド(麻機れんこん・地そば・久能葉しょうが…)
〇2015年家康公没後400年「駿府しずおか食の市(マルシェ)」
〇ハッピーアグリ・キッズ(田植え、稲刈り、茶摘みなど五感全開 農業体験)などなど。 ご一緒に、行動しましょう。