世界で6番目、海洋国家日本

 

 

本年4月、国連大陸棚限界委員会において、申請中の大陸棚延伸に関するわが国の主張が認められました。(かなり大きな記事になりましたので、ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。)資源小国・日本にとって願ってもない朗報です。


 

日本を取り巻く領土・領海問題


 

最近、必ず話題にのぼるのがわが国の外交・安全保障問題、とりわけわが国を取り巻く領土・領海問題です。このところ尖閣諸島、竹島、北方領土など日本の領土をめぐって、中国、韓国、ロシアとの国家主権をかけた熾烈な争いが展開され、国民の多くは強力な外交を展開してほしいと国に期待しています。

 

「大陸棚推進議員連盟」事務局長として大キャンペーン

私は、現職国会議員のとき、自民党「大陸棚推進議員連盟」の事務局長として、日本の大陸棚延伸を推進する活動に全力で取り組みました。会長は当時、総理就任前の福田康夫先生。私たちの主張が国連の大陸棚限界委員会で認められれば、国土が一気に1・7倍へと広がるのです。


200811月、わが国は、九州パラオ海領南部海域、南硫黄島など7つの海域約74万平方メートルを申請しました。3年あまりの厳正な審査の結果、ついに6つの海域がわが国の大陸棚であると勧告されたのです。今後、メタンハイドレートやレアメタルなど海底資源の活用を促進する大きなきっかけとなることでしょう。

 

上川ビジョン『22世紀、海洋国家・日本』の実現

わが国は、約447万平方kmという、世界で6番目に広大な排他的経済水域を擁する海洋国家です。今後、持続可能な発展を続けていくためには、何としても海洋資源や空間を有効に活用し、海洋権益をいかに確保していくかが重要です。当時、この問題の重要性を強く感じ、私は『22世紀海洋国家・日本』と題する「上川ビジョン」を構想し、福田総理に提案しました。

 

この夢を何としても実現する時がやってきたのです。先見性とビジョンをもって、命をかけてがんばる覚悟です。

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