今年を振り返って
師走に入り何かとあわただしいこの季節、皆さまいかがお過ごしですか。
お陰様でこの1年、多くの皆さんの知恵と力、かけがえのない時間をお借りし、また新体制でスタートした後援会を皆さんのお力で盛り立てていただき、従来にも増して積極的な地元活動を展開することができました。
「政治はつねに、身の回りの小さな課題への取り組みから始まる。
国が直面する難問も、足場を固め、正面から挑めば、必ず道は拓ける。
そうした重責に耐えうる政治家をめざし、努力を尽くし、
希望をもって前進していこう??。」
これが、「豊かな静岡おこし、国おこし」の事業に取り組んできた私自身の一貫した心のあり方でした。
落選から2年半。この間、私が立ち上げた事業・構想は、「しずおか漢方生薬研究会」、「静岡県防衛協会女性部」、「駿府静岡からくり時計実現会議(すんぷ時の会)」、「しずおか食の未来実現会議」、「日本の豊かな水資源を守る静岡県民会議」、「しずおか水の科学・歴史館」構想づくり、などなど。
いずれも、多くの皆さんの思い、そして応援がなければ実現できなかったものばかりです。そうした活動を皆さんと一緒に広げていくなかで、本当に大切なものは何か、どのように行動していくべきか・・・、私自身、多くの迷いと学びがありました。来年はそうした経験を生かし、事業に磨きをかけ、さらに力強く前進してまいります。
心が折れてしまいそうな今の日本。「3.11東日本大震災」や日本の将来に対する不安の高まりから、国の存亡を危ぶむ声さえ聞こえます。国民の心にとどく政治を求める「声なき声」が満ち満ちているように感じます。政治は被災された皆さんの心に心を重ね、痛みを分かち合うことから始めなければなりません。
それがいま政治に求められている役割であり、日本の再生はそこから始まると私は信じます。
人間の、想像し、共感し、そして努力する力の先にしか、
私たちは希望ある未来を拓くことはできません。
私自身、努力を尽くし、自分の枠を広げ、毎日の出会いを大切にし、
新しい年に希望をもって前進してまいる所存です。
来年こそ、希望の見える明るい年になりますよう心からお祈りいたします。
上川陽子