shakeしずおか編集室の鈴木真弓です。お久しぶりの投稿でスミマセン。
来る4月24日(日)8時30分からFM−Hiでオンエアの「かみかわ陽子のラジオシェイク」、
陽子さんのトークを盛り上げるお手伝いをすることになりました。
しゃべりは門外漢なので、お聞き苦しい点もあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
さて、17日(日)、陽子さんと福島県いわき市に行ってきました。陽子さんと同期当選の自民党衆議院議員吉野正芳先生(福島県選出)の案内で被災地を視察したのです。
先の記事の通り、陽子さんはこれまで2回、呉服町スクランブル交差点で街頭募金活動を行い、静岡県のミネラルウォーターを被災地に送っており、直接現地を訪ね、刻々と変化する“求められる支援”の在り方について現地の声を聞きたいと願っていました。
地元福島で林業に携わっていた吉野先生とは、環境問題や水資源等について政策研究をする同志とのこと。今回は、吉野先生の選挙区でもある福島県双葉郡といわき市の“震災・津波・原発・風評被害”の四重苦の実態を知る、得難い視察となりました。
長いレポートになりますので、数回に分けて投稿させていただきます。よろしくおつきあいください。(鈴木真弓の個人ブログには先行掲載しておりますので、よろしかったらご覧ください)。
最初に到着したのは、いわき市浜通り(よく余震の観測地で出てくる地名ですね)にある「アドレスいわき中央ビル」という複合施設。ここ に、17日、『南双葉復興センター』が開所したのです。
このセンターは、福島第一原発事故で避難指示が出ている双葉郡の8つの町村のうち、南に位置する4町村(川内村、富岡町、楢葉町、広野町)の商工会が広域連携をとって地域の産業を復興させようと立ちあがった組織。南に隣接するいわき市のサポートを得て、事務所をオープンさせたのでした。
ちょうど開所式が始まった直後に滑り込みで到着し、4町村の代表者や地元選出議員のみなさんが口々に「国に頼らず、自分たちの力で復興し、自立しよう!」「みんなで笑って花見ができるまで頑張ろう!」と活力あふれる挨拶をされていました。
吉野先生に導引されて、いきなり挨拶をする羽目になった陽子さん、現地のみなさんのアグレッシブな姿にいきなり先制パンチをくらったような顔をされていました(笑)が、そこはさすが、東海地震や浜岡原発のリスクを抱える静岡県民代表として、被災者の立場に寄りそった堂々とした挨拶をされました。
南双葉のみなさんの挨拶の中でぐさっと来たのは、
「福島といえば原発と風評被害のニュースばかり。我々とて地震と津波の被災者である。そもそも、福島原発の事故は、福島の事故ではない。東京電力福島第一原発の事故である。東京の人に自分たちの電力の問題だとハッキリ意識してもらう意味でも、報道機関には必ず“東京電力福島第一原発”と表示してもらいたいが、今のところNHKだけである」
という声でした。
開所式が終わった後、センター世話役の渡辺征さん(左)とご家族に、静岡から持参した小坂産スルガ甘夏とうなぎパイを進呈しました。左から2番目の紺の帽子&ジャンパーが吉野先生です。
事務所の中にはこんな力強い貼り紙が。
仲間同士で背を押し合い、肩を叩きながら、こういう文字を掲げようと決めた、南双葉地区のみなさんの心情を思うと、「がんばってください」としか言えない我が身がちょっぴり情けなく思えてきました・・・。