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かみかわ陽子

活動報告国会活動

 

2008年2月29日

公文書管理担当大臣に就任

 

大臣所信

 

本日、福田総理から公文書管理担当大臣を拝命いたしました。

公文書の管理・保存体制の整備は、総理ご自身が長年、情熱をもって取り組んでこられたテーマであり、福田内閣の最重要施策の一つであります。今回、そうした重要課題の担当大臣に任命いただいたことは、私にとって身に余る光栄であり、ご期待に沿うべく全力を傾注してまいる所存です。

政府の活動や歴史的事実の正確な記録は国民の貴重な共有財産であり、これを広く国民の利用に供することは民主主義の原点です。また、国の重要な意思決定に際しては、過去から教訓を学ぶうえで欠かせない知恵の宝庫でもあります。それだけに、こうした記録を十全に管理・保存し、これを国民に開示していくことは、過去、現在、未来をつなぐ国の重大な責務であります。

しかしながら、日本の歴史を振り返ると、今日に至るまで、ややもすればこうした記録の管理・保存作業は軽視されがちであり、その結果、過去の苦い経験を生かせないまま失敗を重ねてきた面は否めません。

こうした反省を踏まえ、私は文書管理法制および歴史的公文書の保存体制の確立に全力で取り組んでまいる所存です。そして、未来に向かって生きるこれからの日本人が、さまざまな困難に直面するたび、常に立ち返ることのできる「拠り所」となるような公文書館を作り上げること、そのような高い目標をめざして、志をもって、あらゆる英知と力を結集してまいりたいと考えています。

 

職員への大臣訓示

 

本日、ここに「公文書管理検討室」が立ち上がりました。私は担当大臣を拝命した上川陽子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

公文書の管理・保存体制の整備は、総理ご自身が長年、情熱をもって取り組んでこられたテーマであり、福田内閣の最重要政策の一つであります。今回、そうした重要課題の担当大臣に任命いただいたことは、私にとって身に余る光栄であり、ご期待に沿うべく全力を尽くしてまいる所存です。

政府の活動や歴史的事実の正確な記録は、国民の貴重な共有財産であり、これを広く国民の利用に供することは民主主義の原点です。また、国の重要な意思決定に際しては、過去から教訓を学ぶうえで欠かせない知恵の宝庫でもあります。それだけに、こうした記録を十全に管理・保存し、これを国民に開示していくことは、過去、現在、未来をつなぐ国の重大な責務であります。

しかしながら、日本の歴史を振り返ると、今日に至るまで、ややもすればこうした記録の管理・保存作業は軽視されがちであり、その結果、過去の苦い経験を十分生かせないまま失敗と重ねてきた面は否めません。

司馬遼太郎さんは、日露戦争を扱った小説『坂の上の雲』を書かれた時のご苦労から、国が歴史的事実の正確な記録を残すことや、充実した公文書館を設置することの重要性をとくに強調され、貝塚茂樹さんの言葉を引用して次のように語っておられます(講演『小村寿太郎の悩み』)。

「文明人と野蛮人を区別する方法は一つしかない。野蛮人は今現在しかもっていない。これに対し、文明人はすべて記録する。これだけが違いだ。」「人間は過去の記録を残すことで後世を意識するようになる。野蛮と文明の違いは後世を意識することだ」、と。

私は、こうした考え方の上に立って、文書管理法制および歴史的公文書の保存体制の確立に全力で取り組んでまいる所存です。未来に向かって生きるこれからの日本人が、さまざまな困難に直面するたび、常に立ち返ることができる「拠り所」となるような公文書館を作り上げること、そのような高い目標をめざし、志をもって皆さんとともにあらゆる英知と力を結集してまいりたいと考えています。

山本副大臣、戸井田政務官、山崎室長をはじめ室員の皆さんお一人おひとりにご協力をお願いし、スタートに当たっての私の訓示といたします。

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