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かみかわ陽子

活動報告国会活動

大臣就任のご挨拶

9月1日、静岡市・札の辻での街頭演説から

静岡の皆さん、こんにちは。

私はこのたび安倍内閣改造人事で、

思いがけず内閣府特命担当大臣を拝命しました。

長年私を支え、育てていただいた地元・静岡市民の皆さんのお陰と、

心から感謝申し上げます。

振り返ってみますと、政治への志一つで、ふるさと静岡に戻り、

活動を始めて 2000年に初当選するまで7年半。

さらに初当選から三期目の今日まで7年。

スタートの時から数えれば14年目で、大臣に就任することができました。

あの初当選のときの喜びと感動が再びよみがえってきます。

しかし大臣就任という重い扉を開いてみると、

そこに広がっていたのは、これまで私が経験したことのない世界でした。

閣議に出席し、閣議決定事項に筆と墨で署名する時、

総理大臣以下、18名の閣僚の1人として、

日本の舵取りに共同で最終責任を負っているという重い実感が沸いてきます。

私が大臣に就任したことは、一般にはサプライズだったようです。

「上川って誰?」、「無名の上川陽子」という受け止め方がされたようです。

確かに、これまで14年間の私の政治活動は、

地道で、目立たないものだったかもしれません。

テレビやマスコミで活躍する政治家も少なくない中で、

支援者の皆さんには、 さぞ、歯がゆい、じれったい思いをさせてきたことでしょう。

しかし私が目指してきたのは、世間受けを狙ったパフォーマンスではなく、

社会の片隅で、人知れず苦しみや悩みを抱えている人たちのそばに寄り添い、

彼等の苦しみや悩みを少しでも和らげてあげる、そういう政治のあり方でした。

その「無名の上川陽子」が、安倍総理の目に留まったというわけです。

総理からは、

自民党女性局長として全国の女性党員の皆さんと一緒になって、

少子化問題に取り組んできた、私のこれまでの実績を踏まえ、

ぜひ担当大臣としてこの問題に取り組んでほしいとのことでした。

あわせて男女共同参画、青少年健全育成、食育についても一任されました。

これらはいずれも、これまで私がキーワードとして掲げてきた

「21世紀は生命 (いのち)の時代」 というテーマに直接かかわる大切な分野です。

次世代を担う子供たちが「豊かさ」とともに、「しあわせ感」も実感できるように、

男性と女性がともに力を合わせ、はつらつと国づくりに参加できるように、

力強く応援するという重要な仕事です。

たしかに今、日本が直面している少子化の現状には大変厳しいものがあります。

しかし、私はけっして悲観はしていません。

なぜなら、多くの女性が子供を欲しい、子供を産みたいと思っているからです。

しかし彼女たちの多くが、産むことにためらいを感じている。

産むことを諦めている。

あるいは、産むことを諦めざるを得ない状況におかれている。

ですから、少子化担当大臣としての私の仕事は、はっきりしています。

つまり、子供を産むことを希望する女性たちが、

何らためらうことなく、安心して産める社会の仕組みを整えてあげる、

それが私の仕事です。

社会の仕組みを整えることは現実問題として大変です。

大きな壁があることも確かです。

しかし、政治の使命が国民の「しあわせ」を実現することにあるとすれば、

少子化問題は、まぎれもなく日本の大きな政治課題です。

子供たちの心と体の健康な発達と成長を見守り、

それを応援するための施策づくりに知恵を絞り、

子供たちの目の中にあるキラキラした輝きを思い浮かべながら、

子供と家族を支える社会の仕組みを充実させていくこと。

このことに私は、全身全霊をこめて取り組みます。

先般の参議院選挙で自民党が敗北したのも、

国民に対する謙虚さや細やかな心配りが足りなかったからだと思います。

政治への信頼を取り戻すには、できるだけ多くの人たちと直接会って、

謙虚に耳を傾け、地道に活動し続けることが大切です。

私はこれまでと変わらず、皆さんと同じ視点に立ち、役所に閉じこもることなく、

外部の関係する機関や企業、地域社会で活躍する団体・グループ、

さらには海外の関係する諸団体の皆さんとのコミュニケーションを大切にし、

皆さんの期待に応えられるようがんばってまいります。

これからは地元に戻る機会が以前に比べ少なくなるかもしれませんが、

できる限り皆さんとふれあい、対話を重ねてまいりたいと思います。

引き続きのご支援をよろしく指願い申し上げます。

ありがとうございました。

 

組閣直後 <8月27日夜>、官邸における大臣記者会見の模様(動画) ⇒

 

上川大臣の内閣府職員への挨拶式

8月29日 内閣府にて

この度、内閣府特命担当大臣を拝命いたしました、上川陽子と申します。

思いがけない人事でございましたので、いささか戸惑っております。

担当致しますのは、少子化対策、男女共同参画、

そして青少年の健全育成と食育という各テーマでございます。

いずれも、私がこれまでキーワードとして掲げてきました

「21世紀は生命(いのち)の時代」 に関わる大切な課題でございますので、

一生懸命頑張らせていただきたいと思っております。

次の日本を担う子供たちが「豊かさ」とともに

「しあわせ感」も実感できるように、

男性と女性が夢や希望を持って、ともに力を合わせ、

はつらつと国づくりに参加できるように、

力強く応援していくことが私の担当する仕事ではないかと思っております。

少子化対策と男女共同参画はいずれも大きな課題であります。

重点戦略の策定やワーク・ライフ・バランスの実現に取り組んでまいります。

子供たちの心と体の健康な発達と成長を見守り、

それを応援するような施策について知恵を絞り、

子供たちの目のキラキラした輝きを想像しながら、

国民の視点に立って、

皆様のご期待に応えるように頑張ってまいりたいと思っております。

関係する省庁をネットワークで繋ぎながら総合調整する、

ネットワーク型の「子ども家庭省」というイメージを持って、

外部の関係する機関や企業、また地域社会で活躍する団体やグループ、

海外で関係する諸団体の皆様ともコミュニケーションを大切にしながら、

職員の皆様と力を合わせ、

一生懸命取り組んでいきたいと思っておりますので、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

     閣僚に聞く   子育ての環境、格差是正

9月1日付 静岡新聞インタビュー記事

―― 少子化対策と男女共同参画、青少年対策、食育と幅広い分野ですね。

各省庁にまたがった施策を機能的、総合的に束ねて成果を挙げることが必要。関係省庁と連携、協力できるように、ネットワーク型の『子ども家庭省』のイメージで積極的に進めたい。

―― まず、少子化対策からお聞かせください。

メリハリをつけるため、施策の検証評価作業を進める。子育てする上で、環境で格差がない施策づくりに焦点を当てて取り組みたい。各省庁で連携できる施策は共有し、無駄を省いて効果を上げたい。一つずつ実績を積み重ねていきたい。

―― ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実現を目指した働き方を掲げました。

仕事と家庭のバランスは国全体の問題。政府の『子どもと家庭を応援する日本重点戦略検討会議』の提言を基に、秋口までに憲章と行動指針を定める。行動指針などを通して発信するメッセージを受け止めてもらうことが、少子化の障害を除くことにつながる。

―― 今回の組閣では女性閣僚が一人減りました。

男女共同参画の方針は政策決定の場所に女性の割合を3割と掲げているが、現状は掲げた目標に向けての努力は十分ではない。抜てきを受けた一女性議員として全力を挙げることが男女共同参画への試金石にもなる。

―― 青少年対策と食育についての取組みは。

青少年を取り巻く有害情報の問題は諸外国の例も参考にさまざまな手法で改善することが大切。青少年は30歳までを指すが、現実の年齢と社会の見方にはギャップがある。まずは20歳前後の世代に焦点を当てたい。食育は学校教育の科目になるべき。子どもの味覚を育てることから取り組みたい。

 

 

 

 

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