インド訪問記2007年2月3日 1月28日から2月1日までインド(ニューデリー)へ出張しました。 出張の目的は、インド建国の父マハトマ・ガンディーによって始められた非暴力抵抗運動(サティヤグラハー運動)から今年で 100周年を迎えることを記念し、与党インド国民会議派が主催する「サティヤグラハー100周年記念国際会議」に、日本を代表して出席することでした。世界90カ国から300名の国会議員が招待され、日本からは河井克行・西村康稔の両衆議院議員と私の計3名が参加しました。 会議への参加のほか、シン首相やムカジー外務大臣、ソニア・ガンディー党総裁らが主催する食事会に出席し、アジア・アフリカ諸国の議員らとの議員外交にも積極的に臨みました。また公式日程の合間には、以前からお付き合いのあるインドの女性政治家や実業家のご自宅に招かれたほか、知日派の元駐日大使とも懇談することができました。さらに地元・静岡県から進出している企業の工場を訪問し、トップの方々から経営のご苦労や将来の夢についてお聞きしました。 私にとっては初めてのインド訪問でしたが、これまで感じていた以上にインドは日本に近い国でした。インドの人たちは日本に強い興味と関心、親近感と好意を抱いてくれています(とくに宗教・文化の面で、インド人は日本との共通性を強く感じるのだそうです)。またインド人企業家のエネルギッシュな姿勢からも強い印象を受けました。すでにインドは中国に続いて高度成長への軌道を歩み始めていますが、日本にとっては今後、中国と同様、経済発展の重要なパートナーとなることは間違いありません。受身の姿勢ではなく、日本が自ら胸襟を開いて正面から付き合っていくべき国ではないでしょうか。私も日本・インドの交流発展に鋭意努力するつもりです。
●サティヤグラハー 100周年記念国際会議
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