2月中の活動状況2004年2月 ●切らずに治せる夢の癌治療装置を視察2月4日、千葉市にある放射線医学総合研究所に重粒子線がん治療装置の視察に行ってきました(写真)。重粒子線とは電子より重い粒子を加速器で高速に加速したもので、それを利用すると体内の奥深くに発症した癌も切らずに、その分、患者に負担をかけずに治療することが可能となるそうです。ただ現在のところ1台数百億円とたいへん高価な装置であるため、その普及・改良には国の援助が不可欠です。 ●児童虐待防止法改正案の策定に参加自民党は2月17日、児童虐待を早期に防止するため、児童虐待防止法の改正案をまとめました。その中に、(1)児童相談所が虐待を受けた子どもを保護しようとして保護者などから立ち入り調査を拒まれた場合、地元警察署長に速やかに通告しなければならないこと、(2)虐待で子どもの生命に危険が及ぶ恐れがある場合、警察官が児童相談所職員の立会いのもとで子どもの住所に立ち入ることができること、などを盛り込んでいます。私は衆議院「青少年問題に関する特別委員会」の理事として、この問題に取り組んでいます。 ●幼稚園・保育所の「総合施設」について検討開始自民党の幼児教育小委員会は2月26日、初会合を開き、幼稚園と保育所の機能を持ち合わせた「総合施設」を平成18年度から導入することについて議論を開始しました。これまで幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省がそれぞれ所管するかたちで、提供するサービスを厳格に区別してきましたが、その結果、利用者(とくに働く母親)にとっての利便性が著しく損なわれていました。 ●大陸棚調査推進議員連盟の幹事代表に就任国連海洋法条約は、大陸棚の地形・地質調査の結果、自国領土と地続きであることが証明できれば、排他的経済水域(200海里)の外側でも沿岸国に経済的な権利を認める旨、定めています。日本の場合、その面積はじつに国土の1.7倍にも上り、この海域は「鉱物資源の宝庫」と言われています。このため私たち有志議員は政府による大陸棚調査の実施を支援、推進するため、今般、大陸棚調査推進議員連盟(参加議員106名)を発足させることとなり、私はその幹事代表に選ばれました。 |