自由民主党 衆議院議員 かみかわ陽子オフィシャルサイト

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新成人の皆さん、おめでとうございます!!

 

 

 

 

 

成人の日を迎えられた皆さん、おめでとうございます。

日本の社会は、20歳になると大人の仲間入り。これは、明治9年(1876年)、太政官布告で成年年齢が20歳と規定され、さらに、20年後の明治29年には民法として規定されて以来、社会に定着してきた制度です。

昨年、私が第百代法務大臣の時、通常国会で120年振りに民法が改正され、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。3年後の2022年4月から施行となり、現在中学3年生から適用になります。

大人になるということは、法的には全てを自分で決定できる自己決定権を持つと同時に、その責任を負うということです。モノやサービスを買い、契約をする時にも、親の同意は必要なくなり、結婚も男女ともに18歳で可能となります。

皆さんは、6年間ともに学んだ静岡雙葉学園を卒業して2年、20歳になった今、おそらく18歳・19歳の自分と比較して、世界を広げ、視野を広げながら、日々大きく成長している自分を実感されていることでしょう。自分の将来についても、より具体的にイメージするようになっていることでしょう。異なる境遇で育った友だちや宗教や国籍の異なる友だちが増え、自分の考えを主張し異なる考えにもきちんと向き合う自分にも慣れてこられたと思います。

こうして経験を重ね、自己を確立していく過程の先に、18歳で大人の入り口に立ち、20歳でご家族や周囲の人たちに祝福されて「成人の日」を迎える。「成人の日」の扱いについては、現在国あげて広く検討がなされていますが、私は、成人式は今のまま、つまり20歳になった時でよいのではないかと考えています。

さて、昨年末、私は山形県米沢市に出張しました。米沢藩といえば第9代藩主上杉鷹山公で有名です。実は、上杉鷹山公と43歳の若さで第35代米国大統領となったケネディ大統領とは、国境をこえてご縁があったことを、キャロライン・ケネディ大使が日本に赴任されて知りました。ケネディ大統領は就任の記者会見で、尊敬する日本人の政治家はとの質問に、上杉鷹山公の名前を挙げたそうです。まさにどん底から米沢藩を立て直した鷹山公の自助・互助・扶助の「3助の精神」に学ばれ、当時困難な状況にあった米国の指導者として立ち向かおうとされたケネディ大統領の強い意志が読み取れます。

ケネディ大統領は、歴史に残る就任スピーチで、「我が同胞アメリカ国民よ、国が諸君のために何ができるのかを問うのではなく、諸君が国のために何ができるのかを問うて欲しい」と訴えられました。原文は、「And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you—ask what you can do for your country.」です。

静岡雙葉の卒業生には、成長の伸び代があります。社会に大きく貢献する力、可能性を無限に拓く力があると考えます。社会の中で自分の役割は何かを真摯に考え、努力を惜しまず、国を支える一員としてご活躍されることを期待し、お祝いの言葉といたします。

平成31年15日 母校静岡雙葉学園の成人の集いに寄せて 衆議院議員 上川陽子

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