ベトナムは、わが国が法制度整備支援を開始した20年前から急速な経済成長を遂げ、遅れること20年、今まさにミャンマーの国づくりが始まっています。経済成長にとって、「法の支配」と法制度の重要性は、経済成長と社会の平和と安定にとって不可欠のインフラであることは、体制の異なる両国の指導者に共通した認識でした。明治維新、遣欧使節団が西欧の諸制度を貪欲に学んだ時代の勢いさながらのエネルギーが満ち満ちている国への訪問は、私にとって大きな刺激であり、視察を終えた後の充実感と感動はしばらく続きそうです。
ミャンマー・ネピドーは、2006年3月、軍政時代に首都移転された人工的な都市です。議会、政府機関、司法府等が集積し、それぞれ独立した広大な敷地に巨大な建物が林立しています。結ぶ道路は、なんと片側10車線(上記写真)。しかし自動車の姿はめったに見られません。議員たちは、平日単身赴任で議会に通い、週末ヤンゴンの自宅に帰るとのことです。テーマパークともいわれるネピドーが賑わいのある首都にどう発展するのか、気になるところです。
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