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ラジオシェイクradioshake

第118回  「リオオリンピックを振り返って。静岡科学館るくるのプログラミング体験教室」

<2016年9月6日オンエア> 

(上川)リスナーの皆さま、こんばんは。上川陽子です。

(鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。9月に入りました。真夏の暑さも一段落、秋、本格的なスポーツシーズン到来ですが、今年はオリンピックの熱気がまだまだやみそうもありませんね。

(上川)リオオリンピック、日本選手の活躍に本当に熱くなりました!12時間の時差も吹っ飛びましたね。

(鈴木)どんな競技に注目されましたか?

(上川)今回のオリンピック競技期間は17日間でしたが、ずーっとハイライトの連続でした。前半は水泳があり体操があり柔道があり、後半は卓球、バトミントン、陸上と緊張しっぱなしでした。

(鈴木)個人的に応援していた選手はいらっしゃいましたか?

(上川)競技で言えば卓球とバトミントンは興味深かったですね。

(鈴木)比較的身近なスポーツと言っては語弊がありますが、私も卓球やバトミントンはやったことがありますので興味が湧きますね。水谷選手の活躍は一つ突き抜けていた感じでした。

(上川)伊藤美誠ちゃんと水谷さんは静岡県出身ですし、他の選手の皆さんも次の東京オリパラが目の前の目標としてあるという意識でやってらっしゃったのが伝わりました。一緒に2020年まで頑張ろうというエールを送りました。

(鈴木)東京オリパラは、まず周辺のゴタゴタがありましたが、やっぱり主役は選手の皆さんですね。今年はリオで10代の若い選手が活躍し、東京では選手として脂の乗り切る世代になりますので、選手を育てて強化するというのが何より大事だと実感しました。

(上川)日本人選手はどちらかというと今までギリギリまで来て最後のもう一歩が弱かったという印象でした。相手が強ければ気迫負けしてしまうといいますか。その限界を乗り切るチカラを、いろいろな先輩方の体験を参考に分析し、自己トレーニングをし、伸び伸びプレーした結果としてメダルが付いてきたという例をいろいろな競技で観ることが出来ました。日本人選手がひとつカラを破ったような印象です。

(鈴木)そうですね。本当に、最後の何秒かで大逆転するとか、特に体操の内村選手の個人競技では最後の鉄棒の演技前、首位とかなり点数が離れていて今回はダメかなと諦めて観ていたんですが、最後にきっちり決めきれました。テニスの錦織選手も最後まであきらめないプレーが光りました。日本人の新しい姿を感じましたね。

(上川)明日9月7日からはリオパラリンピックも始まります。2020年東京オリパラでは、パラリンピックのほうに力を入れるというくらい頑張って準備していますので、同じ熱い思いで応援していきたいと思っています。

(鈴木)4年後の東京にバトンタッチされたわけですが。

(上川)4年後は競技が増えるんですね。空手、野球ソフトボール、サーフィン、スケートボード、スポーツクライミング。スポーツクライミングは最近人気が出て来ていますよね。リオでは28競技306種目が開催されましたが、5競技が加わることで日本のメダル確率も高まるんじゃないでしょうか。

(鈴木)サーフィン、スケボ、スポーツクライミングなどは若者に人気で、若い世代の選手層も厚いでしょう。

(上川)今回も卓球の福原選手と伊藤選手が12歳離れているなど、若者とベテランがチームプレーで頑張りました。計画立てて選手を発掘し育てていかなければ出来ないことですね。4年後に向け、私たちも日頃のスポーツに目を向けながら期待していきたいと思います。

♪ 

(鈴木)さて、夏休み期間中は子どもたちのための体験イベントが各地で開催されました。中でも静岡科学館るくるで開催されたプログラミング教室に、陽子さん参加されたそうですね。

(上川)8月17日にるくるで開催した「こどもプログラミング教室」に行ってきました。科学や技術の分野の仕事は大好きで、未知の世界を切り拓く挑戦としてプログラミングして物を動かす、多くの情報をしっかり分析するというしくみはコミュニケーション手段の言葉と同じ、大事なスキルです。日本では比較的この分野は情報化時代でありながら、さほど層が厚くないといわれています。海外では小学校の頃からプログラミング教育に力を入れているんですね。総務副大臣時代にそのような指摘を強くいただき、文科省にプログラミング教育を科目として入れることを提案し、実際の教育現場に実践教育を取り入れていただく、そんな働きかけをしました。

具体的に取り入れた小学校も出てきましたが、静岡市ではまだこれからということで、まず科学館で手掛けていただいたこと自体大きな実験でした。募集をかけたところ、電話が殺到し、15分間で定員20名がすぐに埋まったそうです。

(鈴木)科学館でプログラミング教室を開くのは初めてだったんですか?

(上川)そうです。当日は私も視察に行かせていただきました。参加したお子さんたちは小2から中2とわりと年齢幅が広かったのですが、両親、兄弟と一緒に参加するお子さんたちが多く、それぞれ小さなはんだゴテを使って小さな基盤に部品を埋めていく工作のような作業をし、プログラミングをしていきます。午後はゲームで楽しんだそうで、子どもたちがものすごくイキイキとしていたのが印象的でした。

(鈴木)るくるのホームページを見ると、「はやぶさがイトカワから砂を集めて地球に帰還する」というゲームをしたそうですね。なんだかとっても科学館らしいなと思いました。

(上川)プログラミング教育のカリスマとして、ラジオシェイクでもゲストにお招きしたITプログラマーの福野さんと、プログラミング教育を全国展開されているナチュラルスタイルの松田さんに講師としてお越しいただき、福野さんが開発された手のひらサイズのパソコンIchigo jamを実際に子どもたちに作ってもらいました。科学館には、企業の第一線を引退された技術者の方々がサポーターとしていらっしゃるんですね、彼らが子どもたちをサポートしてくれました。企業人のキャリアを活かす活動としても面白かったですし、大学生が夏休みのボランティア活動として参加していました。単にIchigo jamを組み立てる体験、というだけでなく、いろいろな要素が加わって、チームとして体験教室を成功させたるくるの力も頼もしく感じました。

(鈴木)一つの技術を介して、いろいろな世代が集う場が出来た、ということですね。

(上川)こういう形で一つの芽が育っていくこと自体が、「起業」につながっていくと思うんです。参加した20人の子どもたちは、またいつかるくるの活動に参加したり、学校でIchigo jamのことを話したり、大きくなったら何かを開発する起業家になるかもしれません。そんな種まきが出来たようで楽しい教室でした。

(鈴木)日本はプログラミング教育が他国に比べて遅れているとおっしゃっていましたが、こういった地道な活動の場が増え、静岡に理系教育の新しい姿が広がるんではという期待も持てますね。

(上川)ロボコンってあるでしょう。あれを見ると学生たちがさまざまな工夫をしながらロボットに次々と新しい指令を授けます。その指令というのがプログラミングなんですね。最初は「動け」「とまれ」の単純な指令から始まります。プログラミング技術によってさまざまな動きが可能になるということは、今後、介護現場等での応用にもつながります。人間は後ろに手を回して伸ばすことはできませんが、ロボットだったら可能です。人間が入っていけない世界、たとえば人体の内部や南極や北極のような限界の世界に入ることも可能でしょう。そういうこともプログラミング教育が原点になるのです。ぜひ静岡県から新しい力が生まれるよう、期待しています。

 ♪ 

 (鈴木)本日の放送は収録なんですが、陽子さんは今、えらく遠いところに出張されているんですね。

(上川)9月5日から11日までノルウェーの極地へ行ってまいります。片道2日がかりで、ヘルシンキから14人乗りのプロペラ機で行くそうで、往復4日、現地滞在は3日のハードスケジュールです。ラジオシェイクでも再三ご紹介した北極圏の問題、まだ現地を見たことがありません。北極圏に関する日本の今後の取り組みを考えるうえで、写真だけではわからないことも多いため、現地視察に行ってまいります。

(鈴木)今回はどういうプログラムで行くことになったんですか?

(上川)日本には国立極地研究所という南極北極の研究機関がありますが、国際共同研究を行う拠点としてノルウェーのオルセン基地というところがあり、この基地の行事に参加します。

(鈴木)ノルウェーとは大使館を通じてお付き合いがあるようですね。

(上川)そうですね。北極圏に関する議連を立ち上げて3年になるんですが、国内にいても海外とのつながりを持ち、日本に対する期待や果たすべき役割について情報交換しようと、各国の大使館と積極的につながりを持ってきました。ノルウェー大使館にも行事があるたびにお招きをいただきました。直近の例では本国から環境大臣がお越しになった時、私人としてお招きいただいたんですが、ノルウェーは水産の国ですし、静岡も魚の町で北欧の国からも缶詰の原材料を輸入しているというお話をさせていただきました。

ほかに家具やプラモデル等、さまざまな地場産業を紹介し、北極圏の国々と静岡がいろんなチャンネルでつながる可能性を探っているところです。今回のノルウェー訪問も極地研究以外にさまざまな分野の方々とご縁を得ようと思っています。

(鈴木)そうですか、ぜひお帰りになったらたっぷりお話を聞かせてください。

(上川)楽しみにお待ちください。さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

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