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第72回 「第二次安倍内閣、女性初の常任委員会委員長就任」

<2014年10月7日オンエア>

(上川)リスナーのみなさん、こんばんは。上川陽子です。 

 (鈴木)コピーライターの鈴木真弓です。どうぞよろしくお願いいたします。10月に入りました。先月の内閣改造を経て臨時国会が始まり、第二次安倍改造内閣、いろいろな目玉があるようですが?

 (上川)女性閣僚の登用がどれくらい進むのか、国内外で注目されましたね。政府の方針として2020年までに指導的地位に占める女性の比率を30%という目標を打ち出し続けて十数年になり、内閣の定員18名からすると女性大臣は56人必要、ということになります。これに誰が、どういう閣僚に、という点で注目されました。

 (鈴木)第一次のときは党役員に女性が登用されましたが、今回は閣僚で、ということでしょうか。

 (上川)今まで最も多かったのが小泉政権の5名でしたので、これを上回るかどうか注目されました。私も該当者として最後のぎりぎりまで名前が挙がっていたそうです(苦笑)。前の小泉政権のときの最多5名の女性閣僚が、その後、いろいろあって2名に落ちつき、今回またいっきに5名に増やすというのは大変なことのようです。これが一過性で終わることなく続けることも重要ですね。最終的に5名が登用され、総務大臣、法務大臣という省を持った本格大臣だということで注目されました。

 (鈴木)今回の顔ぶれはいかがですか?

 (上川)私の同期の松島さん、女性活躍担当で一緒に仕事をしてきた有村さん、有村さんは静岡にも来ていただいたことがありますので、ぜひ活躍していただきたいと思っています。

 (鈴木)今回陽子さんは閣僚にはならなかったのですが、女性として初めて重要なポストに就かれたとか。

 (上川)内閣、国会(立法府)、党の中で役割をこなしながらキャリアを積むというのがこの世界なんですね。今回、国会立法府の常任委員会のひとつ厚生労働委員会の委員長を、衆議院では女性で初めて就任することになりました。

 (鈴木)厚労省というと女性が関わる政策も多く、女性で初めて、というのは意外な気もしますが、それだけ巨大な省庁ということなんですね。

 (上川)そうですね、常任委員会でも特別委員会でも、委員長になるのは初めてですのではりきっています。

 (鈴木)委員長として委員会自体をこんなふうに変えて行きたいというビジョンもお持ちではないでしょうか?

 (上川)2つ掲げました。ひとつは真夜中までかかるという質問取り。答弁を書く時間が限られてしまうのです。裏方のハードワークは大変で、女性が子育てしながら徹夜で働くのは難しい職場だと実感しました。2日前の18時までというルールがあっても守られていなかったようですので、厚生労働委員会である以上、労働環境のルールを守ろうと呼びかけました。

 もう一つは関係する法律が出てくると、資料がとてつもない量になるのです。今はICTの時代ですから、委員の先生方に紙でお渡ししなければならない資料はどれかを精選し、ペーパーレス化を図っていこうと呼びかけました。

 (鈴木)何やら古い企業内の職場改革みたいですね(笑)。

 (上川)ワークライフバランスを地でいかなければならない省ですので、呼び続けていかなければと思うんです。今、こういう話をすると、「ぜひやってほしい」「これだけハードワークだと結婚も出産もできない」という声をたくさん聞くのです。でも実際、そういう風土になっていない。そのギャップを埋めて行きたいと思っています。

 (鈴木)委員会の風土ってなかなか我々には伝わってこない世界ですので、ぜひ切り込んでいってほしいですね。

 ♪ 

 (鈴木)陽子さんは自民党の女性活躍推進本部本部長にも就任されたんですね。陽子さんクラスの重量級が本部長就任ということで、安倍内閣の「女性の活躍」に対する真剣さを感じました。

 (上川)今回、安倍政権の大きな柱は、アベノミクス3本の矢の中の成長戦略です。規制緩和や金融政策で成果が出てきたといわれますが、東京の一部企業に限られているともいわれます。静岡なら静岡で仕事が安定し、経済が循環していくということも大事です。地方創生の要が女性なんですね。地方創生と女性活躍、この2つが翼となって2つの本部が立ち上がり、地方創生推進本部と女性活躍推進本部が発足しました。地方創生のほうは河村建夫先生という大ベテランが就任されました。

 (鈴木)大臣は有村さん、石破さんと何かと注目される方々ですが、裏方である党の推進本部長も重要ですよね。早くも推進本部で目標を立ち上げたそうで・・・。

 (上川)6つ挙げました。ひとつは残業ゼロ。たとえばテレワークは女性推進のために始まったことですが、男女関係なく、働き方の一つとして選択肢にし、充実させていこうと。総務省のICT活用でも推進してきたことです。

 2点目は2020年に向けてどういうおもてなしができるか。新しい目標があったとき、女性の感性でおもてなしビジネスを興していく。とくに地方の魅力発見というテーマで6年かけて進めてほしいと思います。

 3点目は地方で子育て、介護などソーシャルサービスは女性が大変頑張っています。静岡では社会福祉協議会や民生委員、保護司、成年後見制度等の縦割り制度をぜんぶまとめて「高齢者の見守り制度」を推進しています。

 4点目は外交と女性。海外での活躍を応援していきたい。5つ目は地方創生の寒天から地方で仕事を作るということ。6つ目は法制度の改革ですね。

 (鈴木)どのテーマもじっくりうかがいたいところですが、後日改めて、よろしくお願いします。

 (上川)ぜひみなさんにも、どんなふうに仕事をしているのか、きちんとお伝えしたいと思いますので、よろしくお願いします。

 (鈴木)今、ご説明のあった、地域を舞台にしての女性の活躍については、キャラバンのような呼びかけもお願いしたいですし、静岡から女性の起業家をどんどん送り出したいですね。

ところで、陽子さんのお好きなNHKの朝ドラ、「花子とアン」が終わっちゃいましたね。

 (上川)時代の中の要望というのでしょうか、最終回で翻訳された「赤毛のアン」が完成しましたが、ひとつの本を出すということに、あれだけの労力と情熱が必要だったのだと感じ入りました。ICTの時代だからこそ、裏の裏の時代背景にも思いを馳せることができました。

 (鈴木)花子とアンは出版業界が舞台でしたし、今度の「マッサン」は酒造業界のお話なので、私としては大変見応えのある1年になりそうです(笑)。

 (上川)マッサンは外国出身のヒロインということで、多国籍時代を感じさせます。ある意味、時代の先駆者ですね。注目して拝見したいと思います。NHKでは大河ドラマ「軍師官兵衛」もハマっているんですよ。

さあ、そろそろお時間となりました。最後までおつきあいくださったリスナーのみなさま、ありがとうございました。それでは次回まで、ごきげんよう。

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