上海視察記その1 日本全国物産展in上海

 中国における日本の食文化への関心は始まったばかり。「フランス料理とワイン」のように、日本のお国ブランドが中国市場にどこまで食い込めるか。第6次産業のアジア進出には、積極的かつ粘り強い売り込みが必要だ。

 

3月、万博開催目前に迫る上海で、日本全国物産展が開催された。今回のイベントは、「中国上海市場チャレンジ支援事業」(経済産業省の支援事業)として全国商工会連合会が実施。地元静岡からの出展こそ実現できなかったが、まず「現状を知る」ことから始めようと上海視察を企画、現地に乗り込んだ。
 
3月17日(水)午後3時頃。上海郊外のショッピングセンターの中庭は、平日も重なって買い物客こそは少なかったが、中国語表示で「日本全国物産連合製品展示会」の大きな看板が掲げられ、各ブースには日本全国69事業者が出展した特産品が並べられていた。若い中国人の売り子さんたちが熱心に呼び込みをしていたが、はたして日本食を食べたことがあるのかな。全国の特産品だけに値段も高く、なかなか買い物行動にまで結びつかない中、パンや?ケーキの試食をした子どもたちが喜ぶと親が買うといった光景も見られた。
 
3月上旬、一足先に開かれた上海の一等地にある久光百貨店(旧そごう)でのテスト販売会には27事業者が出展。青森県の「ごへー餅」(みそ味)が一番人気とか。お酒の試飲コーナーでは、日本酒や泡盛よりワインが好まれ、ワインは売り切れ。富裕層と大衆層の違いは大いに研究の余地あり。
 
今回の視察を踏まえ、次なる機会には何としても静岡からの出展を実現させたい。その際、日本の食文化や料理に触れた経験のある中国人、とりわけ日本への留学経験や旅行経験のある人たちにぜひ活躍してもらいたい。彼らこそが、もっとも力強く日本の食文化を伝道する人財なのだから。
 
ショッピング
ショッピング
中国人の売り子さんたち
中国人の売り子さんたち
日本茶
日本茶
2010-3-31 15:45 ( 陽子日誌 / 国際交流・海外事情 )
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