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かみかわ陽子

 

 犯罪被害者法の制定に向けて

                                                                  FAX情熱だより 2004年7月号

初当選のとき、ある先輩議員から、「小さなテーマでも、何か一つ議員立法を手がけることを目標に」との助言を受けました。「切実な悩みや苦しみを抱えた人々を救うため自ら奔走して法律をまとめ上げ、彼らの喜びに接した経験が、その後の議員生活で困難に直面したときの心の支えになるんだよ」との話でした。

私は現在、犯罪被害者基本法の制定をめざして頑張っています。6月に閉会した通常国会は、自衛隊のイラク派遣と年金をめぐる混乱ばかりが印象に残りましたが、そうした中で私は「通り魔殺人」や地下鉄サリン事件など、犯罪で被害を受けた皆さんの切実な問題にジックリ取り組んでいました。

現在の日本では、犯罪被害者の皆さんがおかれている状況は大変厳しく、国からの経済的・精神的な支援は不十分です。そんな状況のもと、私は犯罪被害者救済のため自民党内に新設された委員会の座長として通算19回委員会を開催し、6月初めには『犯罪被害者の総合的支援のあり方に関する提言』をまとめました。また国会最終日には、官邸で小泉総理に提言内容を説明し、総理から立法化への理解と励ましをいただきました。

今、犯罪被害者基本法を秋の臨時国会に提出するため準備に取り掛かっています。治安の悪化により犯罪被害が他人事ではなくなっている現在、一刻も早く法律を制定する必要を感じています。私にははじめての議員立法ですが、刑事訴訟法の改正を伴うだけに、決して「小さなテーマ」ではありません。しっかりした考え方に根ざした、内容のある法律にするよう全力を尽くす覚悟です。

 

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