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かみかわ陽子

活動報告地域活動

 

情熱だより  2005年4月号 

静岡らしい政令市

緑豊かな「教育文化都市」を目指して

衆議院議員 上 川 陽 子

      

桜花爛漫の候 皆様お元気でお過ごしでしょうか。

いよいよ 4月から静岡市が政令市として出発します。

私は、静岡に生まれ育ち、静岡市民を代表する国会議員として、静岡と国との双方向の連携をさらに強め、静岡の持ち味を生かした、静岡らしい政令市を実現するために力を尽くして参ります。

 自然の恵みを生かした独自文化の形成

先日、自民党公認候補の選考のため京都に出張しました。京都は定住人口 140万人、観光による交流人口は年間4,300万人の、日本が世界に誇る文化都市です。周辺には農村地帯が広がり、そこで生産される数々の伝統野菜が京料理に食材を提供してきました。「地産地消」の京料理こそが独自の「もてなし文化」を育み、世界からも高い評価を得、多くの人々を魅了してきたものです。

ひるがえって静岡はどうでしょう。自然環境の良さは京都以上のものがあります。日本一の富士山を借景に、駿府城下町の面影を残す市街地の周辺には茶畑に代表される農地が、北はアルプスから南は海岸線まで広がっています。そこから収穫される農業生産高は他の政令市を圧倒しています。そうした自然の恵みを生かし、都市と農村の調和を図ることで静岡の独自文化が育てば、これからの繁栄の重要な鍵となるはずです。

 教育重視による「知」の拠点作り

静岡の持つもうひとつの財産は、全国から若い人たちが集い合い学び合う静岡大学、静岡県立大学、常葉大学、静岡英和学院大学、東海大学など高等教育機関の存在です。これらの大学は日本平・有渡山を中心に広がり、緑豊かな世界に誇る自然環境に抱かれて「知」の拠点としての大きな可能性を秘めています。地域づくりを実践するのは「人」であり、人を育てることが新しいビジネスや産業を興すことに繋がります。大学の教育・研究機能の質をさらに高め、地域社会への貢献を引き出していくことが大切です。

人材の活用

地域社会の発展の鍵は意欲と能力のある人材を発掘し、活用を図ることです。私たち自民党もようやく若い優秀な人材の発掘に本腰を入れて取り組み始めました。先般、京都に出張した目的も公募による国政選挙の公認候補の選考会に出席することでした。公募に応じてきた候補者の皆さんが自らの抱負と政策を掲げ、正々堂々と論戦に挑む姿にはエネルギーを感じ、見ていてとても気持ちがいいものでした。中には元気の良い女性候補もいて党女性局長である私はとても頼もしく感じました。

先週、静岡市で市会議員選挙がありました。これからの静岡市がめざすべき政令市のビジョンを市民みんなで語り合う絶好の機会のはずが、低い投票率をみるかぎり、せっかくのチャンスを十分生かしきれなかったことは残念でした。しかしこれからの時代は政治家や行政にとどまらず、 NPO・NGOなど市民の自発的な支援活動がなければ社会を発展させることはできません。そうした人材を発掘し育成していくことこそ政治の大切な役割と思うのです。

いま時代は中央集権から地域主権へと確実に転換しています。私たち静岡市民の、ふるさと静岡に対する愛着が試されているのです。静岡市民の皆さん、静岡らしい政令市、緑豊かな「教育文化都市」の実現を目指し、その発展のために力を合わせ奮起しようではありませんか。私も先頭に立ってがんばります。

 

4月1日、政令指定都市移行式に参列して

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