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かみかわ陽子

活動報告国会活動

 

中国訪問記

― 温家宝首相との会談など―

2007年3月3日

 

温家宝首相と握手を交わす

 

 

  2月27日〜3月2日の4日間、自民党代表団(団長:丹羽雄哉総務会長)の一員として中国を訪問し、温家宝首相ら要人と相次いで会談しました。

(日本側)

丹羽雄哉・総務会長(団長)、河村建夫・政務調査会長代理(副団長)、鈴木俊一・社会保障制度調査会長、谷畑孝・総括副幹事長、上川陽子・政務調査会副会長

(中国側)

温家宝・首相、戴 秉国・ 外務次官、王家瑞・共産党中央対外連絡部長、高強・衛生相ほか

  今回の訪中の目的は、 4月に訪日が予定されている温家宝首相に対し安倍総理大臣から託された親書を手渡すとともに、訪日を成功させるための地ならしをすることでした。丹羽団長は、「温家宝首相の4月の日本訪問を歓迎したい。様々な課題に取り組むことを通じて共通の利益を拡大しようという『戦略的互恵関係』を日中両国だけでなく世界に示す必要がある」と述べました。これに対し温家宝首相は、「日本訪問では、安倍総理大臣との間で『戦略的互恵関係』の中身について話し合い、日中関係の未来を計画したい。そして、話し合った問題や共通認識を文書のかたちで確定し、共同声明を発表したい」と、強い意欲を示しました。

  このほか外交部門の責任者である戴 秉国・ 外務次官や王家瑞・党中央対外連絡部長とは、核開発・拉致問題に関する北朝鮮への対応や中国の軍事予算の増大、先日の人工衛星破壊実験などをめぐって率直に意見交換しました。また保健衛生担当の高強・衛生相には、日本側から 「 日中医学協力構想」の提案を行ないました。今回の訪問では、これまでの日中関係にはなかった新しい分野も含め、全体として未来志向かつ具体的な中身にまで踏み込んだ関係強化が話し合われ、大きな成果を上げることができました。

 

2007 年 3 月 3 日付 静岡新聞

温首相と会談 「大きな成果」 ― 上川氏が帰国

自民党の丹羽雄哉総務会長らとともに訪中した上川陽子衆院議員(静岡 1区)が2日、温家宝首相ら要人との会談などを終えて帰国した。

上川氏は党社会保障制度調査会医療委員会事務局長などの立場で参加。4月の訪日が予定される温首相との会談では安倍晋三首相と「戦略的互恵関係」の具体化に向けた共同声明をまとめる意向が表明された。

また、高強衛生相との会談では抗がん剤の日中共同研究の提案などが行なわれた。上川氏は「未来志向の新たな日中医学協力構想が示され、今までの日中関係にない新しい分野で、今後の発展が期待される」と強調。その上で「大きな成果が出た。温首相の訪日も単なる訪日ではなく、具体的な中身にまで踏み込んだ内容が見込まれる」と語った。

 

温家宝首相中心に左へ丹羽総務会長、鈴木社会保障制度調査会長、王家瑞中央対外連絡部長

右へ河村政務調査会長代理、谷畑総括副幹事長、上川政務調査会副会長、宮本駐中国大使

 

「日中医学協力構想」の提案

高強・衛生相との会談において、日本側から保健・医療分野における両国共通の関心事項となっている新型インフルエンザ、がん対策に関する「日中医学協力構想」を提案しました。特にがん対策については、アジア地域に適した抗がん剤開発の重要性を指摘し、(1)がん発生の地域や年代による疫学調査、(2)臨床研究や研究者の交流・育成、(3)抗がん剤の共同研究・開発を打診しました。がん患者が多いアジア地域で、日中双方が官民あげて対策に取り組むことで、「戦略的な互恵関係の構築」の象徴的プロジェクトにしたいとの考えも伝えました。

 

北京医院コンファレンスセンターを訪問

 

全国人民代表大会の会場で

 

北京の街で中国人家族と

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