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かみかわ陽子

活動報告国会活動

 

静岡市 建国記念式典でのご挨拶

 

2007年2月11日

 

 

お早うございます。

ただいまご紹介いただきました衆議院議員の上川陽子です。

本日は静岡市全域から多くの皆さまが参加され、

建国記念式典が盛大に執り行われますことを心からお慶び申し上げます。

「建国記念の日」は人間にたとえれば誕生日に当たります。国民が平和に暮らせることに感謝するとともに、平和の意味を確かめ合う大切な日です。また未来に向かって決意を新たにする日でもあります。

私は先月末、党務でインドのニューデリーへ出張しました。

インド独立の父、マハトマ・ガンディーの非暴力抵抗運動<サティヤグラハー、真実への熱望>の開始から 100周年に当たることに因んで開催される国際会議に日本代表として参加するためでした。

日本とインドとは長い友好の歴史があり、ネルー首相の来日や象のハナコの話が有名です。また最近はスズキやヤマハをはじめ、日本企業が数多く進出し、日本への期待がとりわけ大きい国でもあります。

今回、世界 90カ国から約300人の国会議員が招待され、2日間にわたり会議が催されました。会議は単にガンディーの偉業を偲ぶだけのものではありませんでした。非暴力不服従運動が生まれた社会的背景をたどり、ガンディーの考え方や行動を通じて、現在、私たちが抱えている世界的な格差や貧困、グローバリズムや環境など困難な問題にどう取り組むか、といった将来に向けた教訓を得ることが会議の趣旨でした。

ガンディーの熱い思いを現代の私たちが共有し、それぞれの国で活動しようではないか、との力強いメッセージがソニア・ガンディー国民会議派総裁から提起され、決議されました。まさに温故知新です。

目を国内に転ずれば、日本社会も急速に少子高齢化が進む中で、国民の間に新たな不安が影を落とし、それらを克服するために様々な模索が続けられています。しかし問題解決への道筋を見出すのはけっして容易ではありません。日本の歴史と伝統(司馬遼太郎さんが説いた「この国のかたち」)をしっかり踏まえ、それを足がかりにしながら、新しい時代を切り開いていく覚悟が国民一人ひとりに強く求められています。

今日、建国記念日に当たり、

そうした思いを新たにし、私の挨拶とさせていただきます。

本日は誠におめでとうございます。

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