［国会報告］ 上川陽子3年目の飛躍

〜2003年の国会活動最前線〜

国会議員として3年目を迎え、政治活動の土台が整いつつある中、活動の一部には具体的な成果が見えてきたものもあります。以下では最近の私の活動についてご報告します。

2003年3月

農林水産分野

• 静岡での実践を活かした『食と農の安心・安全』への取り組み。
  • 農林水産分野は、当選後一貫して私が政治活動の中心に据えてきたテーマです。ＢＳＥ問題を契機に「食と農の安心・安全」への国民の関心が高まり、地域社会における「食と農の循環づくり」は一気に農政の中心課題に押し上げられました。静岡で食と農の環推進運動を実践してきただけに、地産地消の社会システムづくりが全国のモデルとなるよう、これからも頑張ってくれると思います。また「食育運動」を学校教育の場で実践する国民運動に取り組むほか、自民党の「都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会」でＮＰＯ育成のための制度改革に努めます。

委員会活動

• 中央・地方の新しい行政組織のあり方を探る。
  • 今年4月、静岡市と清水市の合併により新市が誕生します。2年後に予定されている政令市への飛躍を展望し、「総務委員会」（従来の自治省・郵政省関連）に所属することとしました。この中で中央・地方の新しい行政組織のあり方について議論を重ね、時代の要請にしっかり応えていきたいと考えています。このほか現下の金融・財政問題を扱う「財務金融委員会」、青少年の非行やイジメの問題を扱う「青少年特別委員会」に所属し、新しい課題に取り組む予定です。

外務省改革

• 初めての議員立法に向けて。
  • 自民党の「外務省改革小委員会」（杉浦正健委員長）においては、昨年、茂木委員長（現・外務副大臣）のもとで外務省組織改革を担当し、改革の骨子をまとめました。今年はさらに杉浦委員長のもとで領事事務の改善を目指し、初めての議員立法にも取り組む予定です。

行政改革

• 国家行政機構全体に活動範囲が広がる。
  • 今年、新たに自由民主党行政改革推進本部（太田誠一本部長）の「特殊法人・独立行政法人化委員会」担当事務局(主査）に任命され、私の活動範囲が国家行政機構全体にまで一気に拡大することになりました。現在取り組んでいるテーマはこれからの国立大学のあり方に関するもの。全国９９の国立大学が、将来日本の高等教育をになう機関としてどのようにあるべきか、といった国の基本に関わるテーマです。

国際的な活動（1）

• おいしい水推進議員連盟
  • 『おいしい水推進議員連盟』の事務局長に就任して2年目。いよいよ今年3月、京都で第3回世界水フォーラムが開催されます。私は「水と地球公共財」「水と安全保障」をテーマとする『水と国会議員パネルディスカッション』に参加する予定です。

国際的な活動（2）

• 列国議員連盟（ＩＰＵ）参加
  • 今年4月には南米チリで開催される『列国議員連盟（ＩＰＵ）』の総会に、衆参両院代表団の一員として参加します。今回は、昨年参加したジュネーブ会議の模様を報告する重要な役割を担っています。国際社会の日本に対する信頼が高まるよう、他の参加国に積極的に働きかけるつもりです。