「水問題は環境問題」世界水フォーラム　

望月、上川氏フォーラムに意義

静岡新聞　2003年3月

23日まで京都市で開かれた第3回世界水フォーラムに出席した望月義夫環境政務官(自民、衆院静岡4区)と、同フォーラム特別プログラム「水と国会議員」で採択された「水宣言」の宣言案起草に携わった上川陽子自民党「おいしい水」推進議員連盟事務局長(衆院静岡1区)にフォーラムの感想を聞いた。

望月氏は環境省など主催のセッション「水質モニタリングの現状と課題〜その展開とパートナーシップ」に出席。日本、中国、マレーシアなどの学識者らが、アジア地域の水質汚濁の現状と課題などについて、会場を埋めた約百十人の一般参加者を交えて繰り広げた討論を振り返り「世界の人々が力を合わせて行動しよう一との認識が会議によって深まった。イラク情勢で世界が混乱しているにもかかわらず、各国からあらゆる関係者が参加してくれたことに感動した」と話した。

上川氏は世界 14カ国・機関の国会議員らが参加した特別プログラム「水と国会議員」の討議で「国会議員として、各国に暮らす一人一人に対し安全な水を提供する義務と責任がある」などと発言。「水をめぐるトラブルが戦争の種にもなる時代だと痛感。水問題は環境問題そのものだということもよく分かった。(会議を通じ) 統合的な水管理に取り組まないといけない、というメッセージを強く打ち出せたと思う」と感想を述べた。