BSE（牛海綿状脳症）対策に奮闘！

2001年3月

昨年９月に日本で初めてBSE牛が発生してから、県内の畜産・酪農生産者、食肉販売業者、消費者のみなさんから上川陽子事務所に、食肉の安全確保と県内畜産・酪農生産の継続のための対策について多くの陳情が寄せられました。

私は、地元のＪＡ静岡市、静岡市畜産振興協議会、静岡市長田酪農協同組合、静岡県食肉生活同業組合４団体の要請を受けて農林水産省・厚生労働省・文部科学省と静岡県、静岡市との折衝を重ねてきました。また静岡市と小笠の両食肉センターの現地視察を行って、問題解決のために奔走。

去る３月９日には、遠藤武彦農林水産副大臣（政府BSE対策本部長）出席のもと、静岡県農政対策協議会主催の「BSE対策研究集会」がホテルアソシア静岡ターミナルで開かれました。集会では、私が経過説明をした後、遠藤副大臣が国の取り組み状況を、ＪＡ経済連の榛葉専務理事、静岡県の片山農林水産部長がそれぞれ県内ＪＡグループと県行政の取り組み状況を説明し、それを受けて県内の畜産・酪農生産者の代表が現在の窮状を訴えました。遠藤副大臣も直接質問に答える対話集会として、活発な意見が交わされました。

BSE対策については、畜産・酪農生産者の経営上の問題にとどまらず、食肉に対する消費者の信頼を回復するためにまだまだ多くの課題が山積しているため、引き続き努力する所存です。